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海外現地発ガイド通信

世界遺産 マチュピチュ遺跡 


掲載日:2010/04/14 テーマ:世界遺産 行き先: ペルー / マチュ ピチュ

タグ: 遺跡 史跡 世界遺産 絶景 大自然 歴史


待ちに待ったマチュピチュ遺跡観光が4月1日に再開!

1983年、クスコ歴史地区と共にペルー初の世界遺産に登録されたマチュピチュ遺跡 1983年、クスコ歴史地区と共にペルー初の世界遺産に登録されたマチュピチュ遺跡

2ヶ月間の長き閉鎖期間を経て、世界遺産「Machu Picchu/マチュピチュ遺跡」の見学が4月1日に再開された。世界中の観光客が訪れるインカ時代の空中都市だが、今年1月24日にクスコ地方を襲った大雨によって遺跡へ向かうルートが遮断され、復旧作業中の立ち入りが全面禁止になっていたのだ。遺跡の麓にあるマチュピチュ村を始め、近隣の村々に多大な被害を与えた豪雨だったが、随所に水路が巡らされ排水システムが整っていたこの遺跡は、何ら影響を受けなかったという。多くの建物が倒壊し道路網が寸断される一方で、この長雨にビクともしなかった高度なインカの建築技術は、まさに驚嘆に値する。

驚異の治水技術とアンデネスの秘密

谷まで延々と続く美しいアンデネス。 谷まで延々と続く美しいアンデネス。

インカの人々はいかにして水を制御し利用したのだろうか。彼らは水源であるマチュピチュ山からの水を石の水路に集め、わずかな高低差を利用して遺跡の居住区に行き渡らせた。その水は16ヶ所の水汲み場を経て、農耕エリアに無駄なく送られる仕組みだ。また遺跡斜面に造られたアンデネス(段々畑)にも大きな秘密があった。畑にはただ土が投入されているのではなく、下に行くほど大きな石が敷き詰められている。そのため、畑にしみ込んだ水が滞留することなくスムーズに排水されるのだ。加えて畑の法面は、土圧で構造が安定するよう5度傾斜させている。セルバ(ジャングル)との境界付近に位置するマチュピチュは、雨の多い地域。こうした治水技術を有していたがゆえに、マチュピチュに聖なる都市を建設することが可能だったのだ。

自然のエネルギーに満ち溢れた聖地だったという説も

インカの日時計としてあまりにも有名なインティワタナ。 インカの日時計としてあまりにも有名なインティワタナ。

マチュピチュ遺跡の建設は、インカ帝国第9代皇帝Pachacutec(パチャクテック)の時代(1438〜71年)に始まったとされる。パチャクテックとはケチュア語で「大地を造り変える者」という意味。彼の時代にインカは拡大し、強大な帝国となったのだ。その絶対権力者が、なぜこの地に神殿や天体観測施設を含む都市を建設しようと思い立ったのだろうか。それを解くにはインカの自然崇拝に目を向ける必要がある。一般に太陽信仰であったとされるインカ文明だが、彼らは月や星、山などあらゆる自然を崇拝していた。四方を聖なる山に囲まれ、ウルバンバ川の蛇行よって創り出された特殊な地形は、彼らにとって聖なる力が満ち溢れていた場所、ワカだったと考えられる。

旅路の注意点をいくつか

遺跡内にある水汲み場。精緻な石の加工技術には驚くばかりだ。 遺跡内にある水汲み場。精緻な石の加工技術には驚くばかりだ。

遺跡見学は再開されたが、クスコからの鉄道はまだ全面開通していない。当面の間、クスコから82km地点のピスカクチョまではバス又は乗用車などを利用し、そこからマチュピチュ駅まで列車を利用することになる。ピスカクチョまでの移動方法や列車の出発時間などは、各旅行代理店でよく確認のこと。また一部道幅が狭く、方側一方通行になっている個所もあるため、移動時間が予定を上回る可能性もある。ピスカクチョからの列車に乗り遅れないよう、余裕をもって行動しよう。これから乾季に入り、絶好の旅行シーズンを迎えるマチュピチュ遺跡。インカの奇跡的な建築技術をその目で確かめに行かれてはいかがだろうか。

【関連情報】

天体観測に利用されたという水鏡。 天体観測に利用されたという水鏡。

■Santuario historico de Machu Picchu(マチュピチュ遺跡)
クスコから北西へ112km。
入場料:大人/124ソーレス(約4100円) 子供/62ソーレス(約2050円)
※マチュピチュ村の観光オフィスでも購入可能だった遺跡入場券だが、遺跡への入場者数管理のため、5月末(未定)までクスコのINCオフィスでのみ販売。個人でマチュピチュ遺跡に向かう方は、必ず事前に購入すること。
INC(ペルー国家文化庁)クスコオフィス:La Calle SAN BERNARDO S/N Cusco Peru.

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2010/04/14)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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