マチュピチュ行きの観光列車に乗ってみよう

南米随一の観光地、マチュピチュ遺跡。ここへの基点となる村、マチュピチュ村へは、車で行くことができないので、徒歩で行く以外は列車を利用するしかありません。この列車は、クスコ近くのボロイ駅から朝早く1日4本出ているほか、残りの10数本はクスコから車で1時間半ほど離れたオリャンタイタンボ発着となっており、こちらのほうの利用が一般的です。今回は、このマチュピチュへ行く列車の旅を紹介してみます。

南米の世界遺産「マチュピチュ遺跡」へ行く鉄道を紹介。その1 列車の種類 南米の世界遺産「マチュピチュ遺跡」へ行く鉄道を紹介。その1 列車の種類

かなり“お高い”豪華列車もあるが

マチュピチュ行きの観光列車は、ペルーレイルとインカレイルの2社が運行していますが、ほとんどの便がペルーレイル社です。このペルーレイルの列車は3種類あります。一番高いのが、豪華列車の「ハイラム・ビンガム」です。ボロイ駅を朝7:50に出て、マチュピチュ駅に12:30ごろ着。帰りはマチュピチュ駅を18:00ごろ出てボロイ駅に21:30ごろ着くというものです。料金には車内での食事、マチュピチュ入場券、駅から遺跡への往復、英語ガイドが含まれています。クスコ発の日帰りツアー列車と言っていいでしょう。ただし、往復乗ると運賃が9万円近くかかると、かなり“お高い”ものになります(笑)

団体ツアー客の利用が多い「ビスタドーム」

次が「ビスタドーム」です。これは1日7往復あり、値段も往復1万5000円ぐらいと、手の届く範囲になります(それでも片道1時間半の列車としては、新幹線よりも高いですよね)。こちらは、車両の上部がガラス張りになっており、景色がより多く眺められるのが特徴です。席はテーブルを囲んで4人が向い合せ。グループツアーはよくこちらを利用しています。車内でのドリンクとサンドイッチの軽食付き(たいしたことがありませんが)のほか、列車内で乗務員が仮装して伝統的な踊りを踊ったり、アルパカウエアのファッションショーをしたりしますが、まあ、これはご愛嬌と言ったところでしょう。

一番安い「エクスペディション」はどんな感じ?

一番安いのが、「エクスペディション」。これは進行方向を向いて座席が両脇に二席ずつ並ぶ一般的な配置で、座席は多少のリクライニングがききます。これも1日7往復あります。サービスはドリンクとスナックが配られる程度とシンプルなもの。料金は往復で1万2000円程度。これでも高いですね(笑)。同路線を普通列車も走っているのですが(往復800円程度)、こちらはペルー人しか乗れません。残念…。さて、豪華列車の「ハイラム・ビンガム」をのぞぎ、どちらの列車がおすすめでしょうか。(その2につづく)