アメリカというと、ここを思い浮かべる人もいる?

アメリカを代表する絶景というと、真っ先にグランドキャニオンをあげる人もいるでしょう。深さ平均1200メートルという大峡谷を一度は見たいという方は少なくないはずです。数百万年(それ以上という説も)をかけて、コロラド川が1000メートル以上も隆起したコロラド台地を削りとり、この目もくらむような大峡谷を作り出したのです。そのスケール感はアメリカならではのもので、一生に一度は見てみたいもの。1979年には世界遺産にも登録されました。ラスベガスからはオプショナルツアーの定番の場所で、飛行機を使った半日日帰り観光から、国立公園内のホテルに宿泊するプランまであります。

絶景はサウスリムだけじゃない? グランドキャニオン、他のアプローチポイントを紹介(前編) 絶景はサウスリムだけじゃない? グランドキャニオン、他のアプローチポイントを紹介(前編)

サウスリムから行ける2つの展望ポイント

グランドキャニオン観光は、峡谷の南側にあるサウスリムへ行くのが一般的ですが、それは別記事の「グランドサークル絶景の旅/グランドキャニオン観光の中心、サウスリムへ」に詳しく書いたので、そちらを参照してください。なので今回はサウスリム以外について紹介しましょう。まず、サウスリムを基点として行く場所に、ウエストリムとイーストリムがあります。ウエストリムへは3〜11月のシーズン中には、サウスリムから無料シャトルバスがあり、行きは9つの展望台に寄りながら終点のハーミッツレストまで、片道40分ほどで行きます。イーストリムへは1日2便あるツアーバスで行くのが一般的で、こちらはいくつかの展望台に寄りながらの往復約4時間のコースになってます。

行く人は少ないがそれが魅力? ノースリム

あまり行く人は少ないのですが、グランドキャニオンの観光スポットにはコロラド川を挟んだ峡谷の北側のノースリムもあります。サウスリムからは直線距離ではわずか16kmしか離れていませんが、そこへ車で移動するには344kmも迂回しなくてはなりません。行くにはサウスリム発のバスに乗るか、ツアーを利用したほうがいいでしょう。ここには宿はグランドキャニオン・ロッジの一軒しかないですが、その分、静かにキャニオンの自然を楽しめます。標高2000メートル前後のサウスリムより500メートルほど標高が高いので、夏は涼しくていいのですが、冬は積雪のため10月中旬から5月中旬までは入ることができません。展望台は、ロッジから徒歩10分ほどにあるブライト・エンジェル・ポイントなど全部で5つ。やはり、広大なキャニオンの景観が楽しめます。(後編につづく)