セントラルパーク西側には何がある?

ニューヨークはマンハッタン島の真ん中に南北にのびる公園、セントラルパーク。その西側の、通りで言えば南の59丁目から北の110丁目までは、「アッパーウエストサイド」と呼ばれるエリアです。今では高級住宅街で知られる地域ですが、1950年代までは一部は庶民や低所得者層が住むアパートも多かったといいます。とくに映画『ウエストサイド物語』の舞台にもなった、現在リンカーンセンターがある南側のエリア(60丁目付近)は、映画撮影当時はスラム化していたそうです。

高級住宅街として知られるアッパーウエストサイド。ここはジョン・レノンとオノ・ヨーコも住んでいたダコタアパート 高級住宅街として知られるアッパーウエストサイド。ここはジョン・レノンとオノ・ヨーコも住んでいたダコタアパート

芸術複合施設のリンカーンセンター

このエリアはその後、再開発が進み、5つの劇場とコンサートホールからなる複合施設として、「リンカーンセンター」が建設されました。今では、そこにあるメトロポリタン・オペラハウスはニューヨークのランドマークのひとつになっています。リンカーンセンターについては、別記事「オペラ、バレエ、コンサートが楽しめるリンカーンセンター」にまとめてあるので、詳しくはそちらもご覧ください。

セレブ達が住む、高級アパートメントも

一方、アッパーウエストサイドのセントラルパーク沿いは高級アパートも多く、有名人やお金持ちなどのセレブが住んでいるエリアです。その代表格が72丁目にあるダコタアパートでしょう。ジョン・レノンがこのアパートの入り口で射殺されたことはあまりにも有名ですね。厳密にはアッパーウエストサイドより南ですが、55丁目には、映画『ゴーストバスターズ』でシガニー・ウィーバーが住んでいたという設定の高層アパートがあります。

見応え十分! アメリカ自然史博物館

ダコタアパート前からセントラルパーク沿いに5分ほど歩いて北上すると、「アメリカ自然史博物館」に出ます。ここは自然と世界の文明に関する展示を集めた巨大な博物館で、隣接したローズセンターとあわせてゆっくり見ると丸一日はかかるほどの規模です。映画『ナイトミュージアム』の舞台と言えばわかるでしょうか? 私は2時間半で駆け足で回りましたが、館内の半分に足を踏み入れるのがやっとでした(笑)。一番人気の展示は、ティラノサウルスなどの恐竜の骨格標本コーナーです。詳しくは別記事の「ニューヨークのアメリカ自然史博物館を徹底解説」で数回にわたって取り上げたので、そちらも参照ください。後編では、アッパーウエストサイドの街歩きを紹介します。