ニューヨークを代表する芸術複合施設

マンハッタンのセントラルパークの西側は「アッパーウエストサイド」と呼ばれていますが、その南のコロンバスサークル近く、西62丁目と西66丁目の通りに挟まれたところに、リンカーンセンターがあります。敷地内には5つの劇場とコンサートホール、図書館、野外劇場があり、常に演劇やオペラ、バレエ、コンサートなどが上演されています。また企画物のフェスティバルもよく行われているので、ニューヨーク滞在中に機会があったら、何か見に行ってもいいですね。

リンカーンセンターを代表するメトロポリタン・オペラハウス リンカーンセンターを代表するメトロポリタン・オペラハウス

『ウエストサイド物語』の冒頭のシーンはここで

ここはもともと一般向けのアパートが並ぶエリアでしたが、1950年代初頭になるとかなりさびれていたようです。ブロードウェイミュージカルで映画化もされた『ウエストサイド物語』(1961)の舞台はこの辺りで、映画版で印象的な冒頭のダンスシーンは、ここにあったスラムの廃墟で撮影されました。映画の撮影後の1959年から、このリンカーンセンターの着工が始まります。施設の建設を進めたのはロックフェラー3世。しかし全施設の完成までは10年以上かかったとか。「リンカーンセンター」という名は、ここの地区名である「リンカーンスクエア」に由来しているそうです。

噴水を囲んで劇場やホールが建つ造り

リンカーンセンターへは、地下鉄「66丁目」駅で下車して向かいましょう。ブロードウエイとコロンバス街が交わるあたりが施設の正面です。劇場やホールに囲まれた広場の大きな噴水がランドマークで、夏にはその周辺にオープンカフェも登場します。では、建物の説明に入りましょう。噴水に立ち、正面に見えるのがメトロポリタン・オペラハウス(通称メトMET)、左がデヴィッド・H・コーク劇場、右がデヴィッド・ゲフィン・ホールです。この施設の代表格のメトロポリタン・オペラハウスは、アメリカを代表するオペラハウスというだけでなく、名門メトロポリタン・オペラ・カンパニーの本拠地でもあります。(その2に続く)