映画の舞台やコンサート会場としても知られる公園

ロンドンのハイドパークやパリのブーロニュの森など、大都会に暮らす人々にとって公園は、都会の喧騒を癒せる場所でしょう。ニューヨークでそれに当たるのは、セントラルパークです。映画やテレビドラマで、目にした方もきっといるのでは。音楽ファンなら、有名なコンサートが行われた場所と記憶している方もいるでしょう。今回は、セントラルパークがどんなところなのか、どんな映画に登場したのか、そして時間のない方でも観光できるような、いくつかのポイントを紹介していこうと思います。

セントラルパークといったらこの風景。芝生から見る摩天楼は最高 セントラルパークといったらこの風景。芝生から見る摩天楼は最高

マンハッタンの中央を占める大きな公園

「中央公園」というシンプルな名前の通り、セントラルパークはニューヨーク市のマンハッタン中央部にある公園です。東西南北きっちりと敷かれた道路が走るマンハッタンなので、南北4km、東西0.8kmの公園はほぼ長方形で、南北は59丁目から110丁目まで、東西は五番街からセントラルパークウエスト通りまでを占めています。徒歩だと東西を横断するのに10分ちょっと、南北を歩くとしたら1時間以上はかかりますよね。面積は341万平方メートルですから、東京の日比谷公園の約21倍という広さです。パーク内のランニングコースは一周約9.8km。なので、観光で行く場合は、行きたい場所をある程度絞っていかないと、体力が持ちませんね(笑)。

自然の起伏を生かして造られた公園

公園内の見どころの一つ一つは後で詳しく述べますので、最初に全体の概要をざっくり掴んでおきましょう。公園は変化には富んでいますが、元からあった自然や土地の起伏を生かし、人工的に造られています。森や池、広場のほか、冬のみオープンのスケートリンクが2つ(一つは夏にはプールに)、動物園や温室、噴水、レストラン、橋などがあります。自動車の乗り入れは禁止されており、中は徒歩や自転車で回ることになります。公園は広いのですが、観光客が主に回るのはその南半分。ちょうど公園の真ん中あたりの西側の外にニューヨーク自然史博物館(映画『ナイトミュージアム』でおなじみですよね)、東側にメトロポリタン美術館があり、それらを見学する前後に立ち寄る人も多いです。(その2に続く)
●セントラルパーク公式ホームページ www.centralparknyc.org/