ジャングルの中の遊歩道を展望台へ

遊歩道に入る前に、一瞬遠くに見えたエンジェルフォールですが、道はすぐにうっそうとしたジャングルの中に入り、歩きだすともう見渡せるようなところはありません。道は岩や木の根がむき出しなので、足元を取られないように注意して歩きます(サンダルはやめたほうがいいでしょう)。威勢のいい欧米人の若者たちと、高齢の老人とそれをケアするガイドの2つのグループの間を歩いていた私ですが、両者との距離がどんどん開き、まもなく私の前後には誰の姿も見えなくなってしまいました。道は一本道なので迷うことはないのですが、それでも誰の姿も気配もないまま30分もたつと不安になってきます。おまけに道は上りが続き、汗だくで息切れもしてきました。ちょっと辛いなと思った頃、ようやく滝の水音が聞こえてきました。

ベネズエラの世界遺産「カナイマ国立公園」のエンジェルフォールへ!(その3) ベネズエラの世界遺産「カナイマ国立公園」のエンジェルフォールへ!(その3)

エンジェルフォールがとうとう目の前に!

歩き始めてから1時間ほど。ひとすら密林の中に続いていた遊歩道ですが、開けた岩場が見えてきました。展望台です。その上に立つと正面に、エンジェルフォールの雄姿がどーんと見えました。高い。確かに高いのですが、周囲に比較するものがないので、いまひとつその高さがつかめません。しかし、ようやく念願かなってきて、目前に見られたその姿は感動的でした。あまりに高いところから落ちてくるので、滝の水は途中で四散してしまい、滝の下1/3ぐらいは、水煙となって見えます。しばらく休憩しつつその姿を眺めたあと、遊歩道がさらにその先に続いていることに気づきました。そういえば先頭グループの姿も見えないので、先に行ったのでしょう。私はさらに先に続く、下りの道へ進みました。

遊歩道の最終地点で滝を見ながら水浴び

10分ほど下ると、滝から流れ出た水が溜まり、川となって流れ出ている岩場に着きました。先頭グループの若者たちは、すでに水着になって水浴びをしています。エンジェルフォールには、さっきよりも近づいたのですが、まだ真下にはほど遠い感じがします。滝壺はないので、滝の水が雨のように降っているあたりが、ただ岩場になっているのが見えました。しかしこの水浴び場まで来ると滝をぐっと見上げることになり、眺め的には先ほどの展望台のほうがベストでした。それにこのあたりの天候は変わりやすく、すでに滝の上部に雲がかかり、全体像を見ることはできなくなっていました。シャッターチャンスは逃さないことですね。ここで注意。岩場は滑りやすく、深くはないのですが、私は足を滑らして水に落ち、スニーカーをぐっしょりと濡らしてしまいました。(その4に続く)