ツアーのオプションで申し込める遊覧飛行

南米のベネズエラにある世界遺産「カナイマ国立公園」にある、世界最大の落差を持つ滝、エンジェルフォール。高低差979m、東京タワーのおよそ3倍の高さを持ち、そのあまりの高さに落ちてきた滝の水が水煙になり、「滝壺がない」というほどスケールの大きい滝です。ここに行くツアーは日本からも出ていますし、また現地発のツアーもポピュラーです。さて、現地発ツアーのことは「たびナレ」の別項で書きましたので、詳しくはそちらを読んでいただくとして、今回はぜひオプションで申し込んで欲しい、“空から見るエンジェルフォール”、セスナの遊覧飛行を紹介したいと思います。

世界最大の落差を持つ滝「エンジェルフォール」にセスナ機でアプローチし、絶景を楽しむ 世界最大の落差を持つ滝「エンジェルフォール」にセスナ機でアプローチし、絶景を楽しむ

ツアー中にオプションの遊覧飛行に誘われる

エンジェルフォールのツアーに参加していた私ですが、遊覧飛行のことはとくに頭にありませんでした。しかしツアー2日目にガイドさんが「ほかに遊覧飛行に行きたいお客さんが二人いるので、参加しないか」と声をかけてきたのです。カナイマ空港から滝まで往復して45分の遊覧飛行です。その時点では私を入れてもまだ3人なので、出るかどうかわからないと言われましたが(定員5人)、値段もそう高くはなかったので、そんな機会もあまりないと思い、その誘いを受けました。

ツアー最後のギリギリに飛び立つ

結局、セスナが飛ぶことになったのは、カナイマから帰る日でした。朝食後、空港に移動して「遊覧飛行はこのままないのかなと」と思っていたら、急にこれから出ると指示が。10時半にはカナイマ発の飛行機に乗らなければならないので、ガイドはギリギリまでもっと人数が集まるのを待っていたのでしょう。結局、乗客は3人のままでした。私は副操縦士の席、後ろにドイツ人のカップルが乗ったかと思うと、1分もしないうちにエンジンがかかり、セスナは滑走路へ。飛行機はあっという間に、空に飛び立ちました。

ギアナ高地の壮大なパノラマが目前に!

実は私、セスナの遊覧飛行は初めて。なので、セスナがふわりと浮きがる感覚はとても新鮮でした。セスナはゆっくり高度を上げ、先日ボートでさかのぼっていった川の上を飛んでいきます。上から見ると、川がかなり蛇行しているのがわかりました。やがて目の前に、頂上が平らになったいくつものテーブルマウンテンが迫ってきました。切り立った崖の頂上が間近に見られるのも、遊覧飛行ならではです。密林と山々のダイナミックな絶景に、私は新鮮な感動を覚えました。残念ながらエンジェルフォールそのものの上部には雲がかかっていましたが、この遊覧飛行でしか味わえないギアナ高地の壮大なパノラマは、心から「行ってよかった」と思えるものでした。みなさんももし、エンジェルフォールツアーに行く機会があったら、この遊覧飛行をおすすめします。