迫力満点の絶壁頂上へ

ロライマ山頂の様々な魅力を見て回るのは、トレッキング3日目の午後から5日目の午前までです。この間、テーブルマウンテンの絶壁に立つだけでなく、ガイドに案内されてロライマ山の探検です。ここには「ウインドウ」と呼ばれる巨大な岩が山の裂け目に乗った場所がありました。あいにく、私が訪れた日は悪天候だったのですが、晴れればこのウインドウ越しにグラン・サバナが望めるそうです。けれども、もし見えたら崖下を直視することになるので、高所恐怖症の人には耐えられないかもしれません。

予想外の見どころがいっぱい。珍しいカエルも 予想外の見どころがいっぱい。珍しいカエルも

持って帰りたくなる水晶の谷

黒い岩の大地と高山植物が少し映える殺風景なこの山の上には、一部分真っ白な場所があります。そこは「クリスタルバレー」と呼ばれるたくさんの水晶が一面に落ちているのです。単結晶のもの、岩に密着したままの結晶などで、両手ですくえるほどの水晶がここにだけあるのは驚きです。水晶を触ることはできますが、水晶のお持ち帰り厳禁です。その場でひと時のお金持気分を味わいましょう。

見つけられたらラッキー!

このロライマ山には不思議なカエルが生息しています。水かきがない、泳げない、ジャンプができない、オタマジャクシにならず卵からカエルに孵化するという、体長4cmほどのカエルがいるのですが、見つけるのが至難の業です。もし、出会えたら幸運かもしれませんね。ガイドの説明ではアフリカ大陸にも同じようなカエルが生息しているので、太古の大陸ひとつであった可能性がこのカエルから考えられるそうです。

厳しい環境を生きる植物

意外にもこの山の上には池や川、滝があります。この水が雨水なのか湧き出ているのかはっきりしませんが、水際には苔をはじめとする植物が生息しています。珍しいと感じたのは食虫植物のウツボカズラです。淡いピンクの花の下には、虫を溶かして栄養にする恐ろしい液体の入ったツボがあるのです。このような環境下で人間よりも逞しく生きる姿に感服です。5日目の昼前には下山を始め、6日目の昼には出発地点へ戻ります。山の上は広く、訪れる場所がガイドによって異なるので、リピーターもいます。神秘が溢れるテーブルマウンテンへのトレッキングへ行ってみましょう。