ザリガニって食べられる?

子供の頃、田んぼのあぜ道にしゃがみこんで、スルメや煮干しをえさにアメリカザリガニを釣ったことがあるという人は多いでしょう。指をはさまれそうになったり、水槽で飼ってみたりと、懐かしい思い出を持つ人もいると思います。しかしきっと、つかまえたザリガニを食べることはなかったはず。普通日本人にとって、ザリガニは食材というイメージがありません。だけどびっくり、海外には一般的な食材としてザリガニを食べる国もかなりあるのです。

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欧米でよく食べられているザリガニ

アメリカザリガニをはじめとするザリガニは、その名も示すようにアメリカでよく食べられているようです。とくに南部ルイジアナ州はアメリカ一のザリガニ生産量を誇り、茹でザリガニが名物となっています。ヨーロッパでも盛んに食べられており、フランスでは高級食材としてソテーやスープなどに使われ、グルメの間で人気があるようです。また、スウェーデンやフィンランドなどの北欧の国々では、夏にザリガニ漁が解禁になるとザリガニを食べるパーティが開かれます。このほか、オーストラリアやイスラエルなど、ザリガニを食べる国は意外に多いようです。

やみつきになる中国のザリガニ料理

「空を飛ぶものは飛行機以外、四本足のものは机と椅子以外、二本足のものは両親以外何でも食べる」などといわれる中国。もちろんザリガニは人気の食材です。とはいえ、中国でザリガニを食べるようになったのは比較的最近のこと。アメリカから導入された小龍蝦と呼ばれるアメリカザリガニを、辛い味付けの炒め物などにします。私が唯一ザリガニを食べたのも中国でした。とあるフードコートで頼んだ「香辣小龍蝦」という料理は、トウガラシやネギ、ニンニクなどと共に炒めたザリガニで、香ばしくてとてもおいしく、ビールによく合いました。

実は日本でも食べている

20世紀のはじめごろ、食用ガエルのエサとしてアメリカから日本に持ち込まれたアメリカザリガニ。水辺が多い日本で大繁殖して現在に至りますが、これを食べる習慣は根付きませんでした。その一方、もともと食料として北海道などに導入されたウチダザリガニは、アメリカザリガニよりも大型のザリガニです。阿寒湖では、このウチダザリガニをレイクロブスターと呼び、阿寒湖名物としてホテルやレストランで食べることができるようです。中国で非常に好印象だったザリガニ、ぜひ一度日本でも食べてみたいものです。