寒い季節は牡蠣が恋しい

生牡蠣、牡蠣鍋、牡蠣フライに牡蠣飯…。寒い季節の牡蠣って、身がふっくら肉厚でミルキーで美味しいですよね。私が今住んでいるスペインはシーフードが豊富で美味しい国ですが、牡蠣はそれほどメジャーではないように思います。大西洋側のガリシア地方の牡蠣は美味しいそうですが、残念ながらまだ食べたことがありません。バルセロナではオイスターバーやシーフード専門のレストランで食べることができますが、それほど安くないし、どうも食指が動かないのです。ああ、美味しい旬の牡蠣をイヤというほど食べてみたい。。。

人生ではじめてこんなに牡蠣を食べました。〜南仏牡蠣食い倒れ紀行(その1)〜 人生ではじめてこんなに牡蠣を食べました。〜南仏牡蠣食い倒れ紀行(その1)〜

牡蠣を食べに南仏に行こうか

今年の2月、私と同じように牡蠣に飢えている友人たちとの間で、フランスまでひとっ走り牡蠣を食べに行こうという計画が持ち上がりました。国を越えてというと大ごとのようですが、実は、バルセロナから高速を北上すれば、フランスまでは約2時間弱のドライブで行くことができます。そして素晴らしいことに、国境を越えたフランスの地中海沿岸部、ラングドック=ルシヨン地方は、大西洋側のブルターニュ地方やノルマンディー地方とともに、牡蠣の養殖地として有名なのです。これは行かねばなりますまい!!

平たい顔族、アイルランドで平たい牡蠣に挑戦

ヨーロッパ(といっても私が体験上知っているのはスペインとフランス、イギリス、そしてアイルランドですが)で流通している牡蠣は、大きく分けて2種類あるようです。ひとつは、貝がホタテガイのように丸くて平たいもの。私はアイルランドのゴールウェイという町で食べたことがあります。ゴールウェイはアイルランドの中でも牡蠣の産地としてつとに知られ、毎年9月には国際牡蠣祭りが催されます。町の有名なシーフードレストランで、何種類かある牡蠣の中からスタッフお勧めのものをオーダーしたら、この平たい牡蠣が出てきたのでした。

やっぱりふっくらミルキーな牡蠣がいい

平たい牡蠣のお味は、正直なところ「これは旨い!!」と激しく感動するものではありませんでした。貝が平たいだけあって身が小ぶりで、日本人が好むミルキーさがあまりなく、磯のにおいが強い、どちらかといえば野趣に富んだ味でした。これは好みの問題ですが、私はやっぱり日本の牡蠣のようなミルキーでプリッと肉厚な牡蠣が好きなのです。さて、一方今回行くフランスの牡蠣はというと、日本と同じような形で、お味も日本の牡蠣に似ているのだそうです。なぜかというと、実はフランスの牡蠣は日本の牡蠣の子孫にあたるのです。(その2に続く)