パンガーの素朴な村で育ったヘルシー食材

日本では沖縄料理でお馴染みの海ぶどうですが、ここ南タイのカオラック周辺でも食べられるようになりました。プーケット島から本土に架かるサラシン橋の向こう側、お隣パンガー県のタイムアン地区で海ぶどうの養殖が盛んになったのです。アンダマン海に面したタイムアンビーチは、毎年ウミガメが産卵に戻ってくることで知られる、綺麗な海とビーチが今も残る地域です。もともと海藻を食べる習慣の少ないタイ人ですが、最近の健康志向の影響か、いなかの地元レストランのメニューにも登場するまでになりました。

タイの美味しいご当地グルメ。プチプチ食感の採れたて新鮮「海ぶどう」 タイの美味しいご当地グルメ。プチプチ食感の採れたて新鮮「海ぶどう」

呼び方いろいろ、海ぶどう=サラーイ・◯◯

見た目の特徴からその名がついた海ぶどうですが、こちらでは「サラーイ(海藻)・◯◯」で海ぶどうという意味の呼び名がいくつかあります。「サラーイ・プンアグン(ぶどうの房)」、「サラーイ・チョープリックタイ(胡椒の実の束)」、「サラーイ・カイムック(真珠)」などと呼ばれていて、タイっぽさのある名前や、日本語と同じ「ぶどう」を使ったの呼び方もあるんですね。

しっかり味のタイ料理との相性もなかなか

新鮮な海ぶどうは、プチプチした歯ごたえと潮の香りがたまりません。こちらはでもちろんタイ料理にしていただきます。タイムアンのビーチ沿いの地元シーフードレストランでいただいた、採れたての海ぶどうのスパイシーシーフードサラダ。アンダマン海のエビや肉厚のイカの入ったタイ風スパイシーサラダと、たっぷり盛られた海ぶどうが別々のお皿で出てきます。「自分のお皿で海ぶどうとスパイシーサラダを和えて食べてね」とお店の人からアドバイス。南タイならではのパンチの効いた辛さとライムの酸味に、プチプチした海藻は後を引く美味しさでした。

タイネイビーの胃袋もつかんだ逸品?!

タイムアン地区のタプラムにあるタイ海軍基地入口脇にあるお店では、海ぶどうのソムタム風(青パパイヤサラダ)ソースと台湾モミジの若葉を刻んだ天ぷらを和えていただきます。ピーナッツの入ったソムタム風ソースは酸っぱ辛いけどパームシュガーの甘さでまったりした美味しさ。天ぷらを混ぜると食感の変化が楽しめますが、私は天ぷらナシ派。ですが、常連客のネイビーの皆さんは、天ぷらも入れてがっつり混ぜて食べるのがお好きなようです。

プーケットにもあります、海ぶどう+ソムタム

最近では、プーケットの地元レストランでも海ぶどうを見かけるようになりました。もっぱらの人気メニューは「海ぶどう+ソムタム風ソース」のようです。鮮度が命の海ぶどうはパンガー県や隣接するプーケットなどで食べることができます。新しいもの好きのタイ人らしく、他県から遊びにくるタイ人観光客は、このご当地グルメを食べるのを楽しみにしているようですよ。