物価高のアムステルダムで庶民の強い味方

ヨーロッパはその昔から、総じて物価高なので困ります。普通にランチを食べても10ユーロ、日本円にしたら1250円ほどもしてしまいます。これに税とサービス料を加えれば、1500円は見ておかなければなりません。短期旅行の場合はまだいいとしても、2週間も旅行すると、やはり毎回レストランでばかりも食べていられません。マックやケンタッキーなどのファストフード店のお世話になるか、大きめのサンドイッチ(結構おいしい)、あるいはスーパーでパンとチーズ、ハムを買ってきて、夜はホテルでひっそりと食べることもめずらしくはありません。そんな中、オランダのアムステルダムには、庶民の強い味方がいるのでした。

アムステルダムの超うまいコロッケ店「FEBO」と、その豊富な種類を紹介します アムステルダムの超うまいコロッケ店「FEBO」と、その豊富な種類を紹介します

戦前からやっている老舗のコロッケチェーン店

それが「FEBO」です。創業は1941年。アムステルダム市内だけで20店舗ほどもあるそうで、黄色い看板に赤字で『FEBO』と書かれているので、目立ちます。その店の外では、長身のアムステルダムの人たちが、ホフホフ言いながら、何やら食べています。ハンバーガーやフライドポテト、フライドチキンやソフトクリームなどもあるのですが、主要な商品はコロッケです。オランダ語では「Kroket」と書きます。日本でコロッケが作られるようになったのは、文明開化の明治時代と言われていますが、当時はミルクが手に入らず、ベシャメルソースをジャガイモで代用したために、コロッケと言えばジャガイモになったようです。フランス起源と言われるクロケットは、ベシャメルソースが主流です。しかしFEBOではいくつもの新クロケットが開発され、すっかり定着しています。

いろんな味の種類にチャレンジしよう!

店内にはずらりと自販機が並んでいます。窓式になっており、中が見えます。ちょこんと鎮座しているコロッケたち。裏の作業場で、コロッケを揚げたりしているようです。自販機の上に表示があり、縦並びで種類が分かれます。「Kalfsvleeskroket」は仔牛のコロッケ、「Rundvleeskroket」は牛肉コロッケ、「Satekroket」 はインドネシアの焼鳥サテー味です。こんなところは、オランダがインドネシアを植民地にしていた名残ですね。その他「Vitaaltje」は野菜コロッケ、「Bami」はカレー焼きそば味です。僕の大好物はBamiで、オランダ滞在中23日間連続食べて、口角炎ができてしまいました(笑)。価格は1個1.2ユーロ、150円弱ですが、日本のコロッケの2倍近くの大きさがあり、2個も食べれば、昼食代わりになります。これで節約した分、豪華なディナーはどうでしょう?