広州の庶民的な市場で、珍しい肉を発見!

「さすが、広東省広州! 普通の市場でワニ肉を売っているなんて!」と、びっくりです。ワニは、口を縛られた頭と白身の体に分けて、鮮魚コーナーで売られていました。場所は広州市の旧市街にあたる、茘湾区の龍津中路です。龍津中路は、「騎楼」と呼ばれる1階がアーケードになっている欧風と中国式が混じった建物が並ぶ通りです。この通りは、昔ながらの商店街になっています。周辺には高層マンションも多いのですが、この商店街は、何十年も変わらぬ風景が残っているよなとろです。活気に満ちた商店街の路地を入ると、市場があります。幅2メートルもない路地から入りますが、中は意外と大きな市場になっています。ここでワニ肉を見つけました。

ワニ肉は、皮に近い部分に栄養があるので、皮つきのままで料理するのが一番いいらしい ワニ肉は、皮に近い部分に栄養があるので、皮つきのままで料理するのが一番いいらしい

高そうな肉なのに、意外と庶民的?

ワニ肉より驚いたのは、自転車に乗ってやって来た、いかにも近所のおじさんが、ワニの頭を手にとって、じっくり品定めしたことです。もちろん、ここでは誰も私のように珍しがって、写真を撮ったりしません。おじさんの態度からワニ肉が、ごく普通の庶民が、ごく普通に使う食材だと言うことが感じられました。たしかに身は、1斤(500グラム)が30元(約540円)、頭は1斤12元(236円)と、特別高いと言うわけではありません。おじさんは、料理好きなのか、じっくり品定めしていましたが、希望にあわなかったのか、買いませんでした。

今は、もうない懐かしの清平市場

20年以上前、茘湾区の清平市場と言えば、外国人旅行者には、げてもの市場として有名でした。現在は、漢方薬や乾物市場で知られていますが、かつては食料となるうさぎやハトはもちろん犬や猫、珍しい小動物まで売っている市場でした。清平市場は、広州の食文化の豊かさを知る観光スポットでもありました。後に動物愛護団体から抗議を受けたのか、清平市場では、犬肉や猫肉を見かけることはなくなりました。そのかわりや漢方薬や乾物屋が並ぶ通りの裏にペットショップが集まっているところができました。

ワニ肉料理にするならこの調理法!

昨日、ワニ肉を見つけた市場に翌日も行ってみました。龍津中路付近は、おいしい麺館も多く、人気にお昼ご飯スポットです。翌日も市場では、ワニは売られていました。ワニ肉は、淡白で鶏肉に似ていると言われます。味はさておき、ワニ肉には、血を補い、骨を作る作用があるそうです。広州人は「清蒸(チンジョン)」と呼ばれるあっさりした蒸し料理を好んで食べます。ワニ肉も醤油とお酒で味をつける蒸し料理にあいそうです。実際にワニ肉は、あっさりと蒸したり、スープにして食べるそうです。昨日、ワニ肉の品定めをしていたあのおじさんは、どう料理するつもりだったのでしょうか? ワニ肉料理を作るって、日本じゃなかなかみかけません。まさに食は広州にありました!