ストレス性の下痢なら

細菌性の下痢や食あたりになったときは、医者にかかったり、病院に行ったりするのが一番ですが、自力で何とか直せる範囲や、「1日様子を見ておこう」程度であれば、安静にしているのが一番です。次に、予想される原因を探し、対処法を施しましょう。まず、「旅疲れ」であれば、人とあまり積極的に話さず、ホテルの部屋で休んでいるのが一番です。ふだんはひとりでいる時間が長くても、ツアーでは四六時中、誰かがそばにいるもの。ツアーだと初めて会う人に気疲れてして、それがストレス性の下痢になることがあります。観光を少し休んでも、心身ともに少し休めたらそれが一番です。

胃腸の疲れから来る下痢なら

食べ物が合わないときも、下痢になります。個人旅行なら自分の好きな食べ物を選べますが、ツアーはあらかじめ用意された食事になることが多いので、さっぱりしたものが食べたいときに、こってりした料理が出てくることもあります。そんな時は思い切って、食事を抜いてみるのもいいでしょう。ツアーの添乗員をしていたころ、長いツアーの場合はよく、ツアー参加者のお腹が疲れてきたツアーの中盤以降に「日本食」がセッティングされていました。日本食を食べると、たいていのお客さんは胃腸の調子が良くなるからです。旅慣れている年配の旅行者は、そんな時のために「インスタント日本食」を持参して、ここぞという時にツアーの食事を抜いて部屋で食べていました。

水が原因の場

飲み水が合わないのも、下痢の原因のひとつです。日本の水道水は「軟水」ですが、海外の水は「硬水」のところが多いです。ヨーロッパは都市によってかなりの差がありますが、おおむね硬水です。生水は飲まなくても、コーヒーや紅茶は飲みますし、ペットボトルの水を飲んでいても多少の影響はあります。ペットボトルのミネラルウォーターだって硬度に差があるので、合わないブランドもあります。硬度が日本の水道水の10倍以上あることが売りの某ミネラルウォーターで、下痢をする人は要用心ですね。市販のミネラルウォーターも、なるべくミネラル分が少ないものを選んで飲むようにしましょう。私はミネラルウォーターのブランドによっては、お腹が下るので、買う時はいつも注意しています。

下痢になったら水分補給に気をつけよう

不幸にして1日何回もトイレに駆け込むような下痢が続くと、それにともない身体から大量の水分と塩分が出て行くので、水分補給に気をつけましょう。とくに日本の真夏並みの暑さが続くような場所や、砂漠のように乾燥している場所は要注意です。下痢がひどい時は、ただの水を飲むとそのまま下から出てしまうことも多いので、対処としては、スポーツドリンク的なものを飲むのが一番です。それがなければペットボトルの水に砂糖と塩を9:1ぐらいの割合で入れ、「経口補水液」を作って飲むと、水の吸収がよくなります。ホテルのレストランで、砂糖と塩を少しもらい、ミネラルウォーターのボトルに適量を入れて作ればいいだけですが、この方法は効果的ですよ。