1ヵ月ではとても回りきれない巨大な国

世界で4番目という広大な面積をもつ中国。現地では長期間旅行している日本人や西洋人もよく見かけます。とはいえ、日本人がビザなしで中国に滞在できる期間は15日間(2013年6月現在)。あちこちめぐりたい人にはとても足りない日数です。また、日中関係の悪化により、日本で30日間を超える中国ビザを取得しようとする場合、中国在住の知人の招聘状や身分証のコピーなどが必要で、長期ビザ取得のハードルが上がっています。そこで、長期間中国にいたいならば、ビザの延長もしくは取得という手続きが必要になってくるのです。

ビザの取得と申請について

ビザ延長または取得の手続きは、中国の主要都市にある公安局の出入境管理処などでできます。大都市では普通の公安局とは別の場所にあることもあるので、確認してから行きましょう。手続きに必要な書類は次の項目で紹介するとして、発行までの期間は普通5営業日。月曜に申請したものが金曜に受け取れますが、祝日がはさまると翌週となります。なお、地方では比較的短時間で発給される場合があり、また都会でも交渉次第で早く受け取れることがあります。発行日から30日間の延長となるので、所有しているビザが切れそうになったタイミングで申請に行くといいでしょう。

ビザ申請手続きに必要な書類

パスポート、記入済みの申請書1枚、顔写真が必要で、クレジットカードと預金残高証明書のコピーの提示を求められることもあります。これらは延長した分の旅費が十分にあることを証明するためのもので、日本の郵便局や銀行で発行してくれるもので大丈夫です。最初から延長が決まっている場合は、ぜひ残高証明書を取っておきましょう。顔写真は手持ちのものがあっても、公安局で新たに撮影させられます(有料)。なお、申請には滞在場所の登記が必要なため、新しい町に着いたらまずはチェックインを済ませましょう。ホテル側が滞在者の名前などの記録を公安に送信し、それがパソコン上で確認されてから書類が受理されます。

ノービザからの中国ビザ取得

「中国にビザなしで入った場合、現地でのビザ取得はできない」というのが原則のようです。しかし実際はそれとうらはらに、延長可能なケースがほとんどです。ただし、先も述べたように1週間近くかかってしまうので、移動が続く旅では申請しにくいのも事実。書類の不備でビザの取得ができない可能性も考えられるので、できるだけ日本で取ってから行くと安心です。自然も文化も変化に富む国、中国。奥地でこそすばらしい景色に出会えますので、安心できるビザを持った上で訪れたいものです。