自動販売機が無事なこと

マドリッドやバルセロナでは、防犯上の理由で街なかに自動販売機はありません。地下鉄の駅の構内、バルの中、お店の備え付けなど、店を閉めてシャッターを下ろしたら建物の中に閉じ込められるような場所にしか自販機を置けないんです。スペインの田舎を旅行してたまに外に自販機を見つけると、「ああ、ここは治安がいい町なんだなー」と思います。そんなスペインから日本に旅行にきてスペイン人がまず驚くのが、路上が自販機だらけだということです。東京などの大都市の自販機が、あるいは人気のない田舎の田んぼ道にポツンとある自販機が、盗まれず壊されずにあることにビックリするそうです。

日本のここがすごい!スペイン人の目から見た驚くべき日本の風景とはいったい何か? 日本のここがすごい!スペイン人の目から見た驚くべき日本の風景とはいったい何か?

ゴミが落ちていないこと

スペインの人は、けっこうゴミをポイ捨てします。歩きタバコの人も多く、火のついたままの吸殻を捨てる人も時々見かけてギョッとします。散歩中に犬のフンを拾わない人もまだ結構いますね。日本に行ったスペイン人が口を揃えて言うのが「日本の町はきれいだ。ゴミが落ちていない」ということです。あるスペイン人が見た驚くべき光景は、目の前を歩いていた幼児連れのお母さんが、幼児が道に落としたゴミに気づいて戻って拾った、というものだったそうです。確かにこの国だったらそのまま放っておく姿もまま見られます。日本でもこれだけ驚くのですから、シンガポールに行ったらどう感じるのか、聞いてみたいものです。

子供だけで登下校すること

これは日本も少しずつ変わってきているかもしれません。スペインでは、小学生の登下校は必ず親が送り迎えをします。学校が終わる時間が近づくと、迎えに来た親が学校の入り口にずらっと並ぶのは日常の風景です。5年くらい前でしょうか、外国で暮らすスペイン人が住んでいる町を紹介するという番組で、東京が舞台になりました。案内するスペイン人男性が「見て見て!この国ではこれが普通なんだよ!」と叫んだのは、小学校低学年の女の子が二人で下校するところでした。日本でも悲しい事件が増え、親が付き添うところも増えているようですが、スペイン人から見たら児童だけでの登下校姿は驚きに値するのでしょうね。

荷物で席取りすること

これも今では変わってきているのでしょうか。知人が帰国時に数人のスペイン人を一緒に日本に連れて行って観光案内したときの話です。みんなで新幹線に乗るために列に並んでいたときのこと、前のほうに並んでいたサラリーマンが自分のカバンを列に残したままキオスクに買い物に行ったのを見たスペイン人たちが、口々に知人に「ちょっと!あれ危ないから注意してあげなさいよ!」と言ったのだそうです。スペインだったらすぐになくなってしまいますからね。その後も日本人がレストランや列車内での席取りに荷物だけ残すのを何度も見て、「日本ではこれが普通なんだ」と皆理解したのだそうです。私たちにとっては当たり前のことが、他の国の人にとっては驚きなんですね。日本の治安がいいということは、誇るべきことだと思います。