ロシアでも巻き起こるクールジャパン旋風

「クールジャパン」として世界中でブームを巻き起こしている日本のポップカルチャー。私たちはそのことをテレビのニュースなどを通してなんとなく知っている程度ですが、実は隣国ロシアもまた日本文化の虜となった国のひとつです。ロシアには特にアニメの熱狂的なファンが多く、彼らの生活の身近なところから見受けられます。例えば現地の日本語教室の生徒に日本語を学ぶ理由を聞けば、多くはアニメや漫画が好きだからと答えるでしょう。また、地方都市でも必ずと言っていいほど、町に何軒か日本のアニメグッズの専門店を見つけることができます。ロシアへ旅行するなら、観光のついでにクールジャパン旋風(アニメ愛?)を感じられるところを訪ねてみるのも面白いかもしれません。

ロシアならではの日本アニメ愛。ロシアのオタク、自分の名前をアニメキャラに!? ロシアならではの日本アニメ愛。ロシアのオタク、自分の名前をアニメキャラに!?

アニメキャラの名前で呼び合うロシアのオタクたち!?

さらに日常的な部分に焦点を当てると、友人同士の名前の呼び方からもアニメ愛が伝わってきます。ロシアのアニメ好きの若者たちは、自分のお気に入りのアニメキャラクターの名前を自分のニックネームにし、お互いにその名で呼び合うようにしています。日本人でも相当コアなアニメファンでなければそこまでやらなそうですね。

意外に少ない、名前のバラエティ

これにはアニメ愛の他にも理由があるようです。それはロシア人の限られた呼び方です。日本人には、世の中に1人だけということもあるほどバラエティに富んだ名前がありますが、ロシア人はそうではなく、限られた数の名前しか存在しません。また、アレクサンドルであればサーシャ、ドミトリーであればディマというようにロシア人に共通の決まった愛称があり、人の呼び方が非常に限定的、画一的になっています。事実、私の限られたロシア人の友人の中だけで、サーシャ、ディマ、ダーシャが何人もいます。これではおしゃべりをしている時に人の名前を出すと、例えば「今の話はどっちのサーシャ?」なんてことがあるかもしれないのです。

ロシア元来の習慣とアニメ愛から生まれたニューカルチャー

私たち日本人が同じ名前の友人を違った呼び方で呼ぶように、ロシア人もまた区別する方法が必要だったのでしょう。その上で、大好きな日本のアニメに出てくる名前を使おうと考えてもらえたのは、日本人としてちょっと嬉しいですね。