インド流結婚式はハデハデ!

インドで町歩きをしていると、時折電飾できれいに飾りつけられた民家を見かけることがあります。とても派手で目立っていて、ときには大音響の音楽がその中から聞こえてきます。外からのぞきこんでいると、決まって中に入るよう促され、にこにこと話しかけられたり、食事を振舞われたり。ときには外でパレードをしている集団に会うこともあります。楽隊がついていたり、電飾が付いた車が走っていたりして、何かのお祭りかな?と思うのですが、実はこれらは結婚式なのです。

インドで結婚式を見かけたら、おじゃまして幸せのおすそわけをもらいましょう インドで結婚式を見かけたら、おじゃまして幸せのおすそわけをもらいましょう

インド人の結婚式は一大イベント

インドの結婚式シーズンは10月から2月までの冬。この時期には旅行者でも結婚式を見かけるチャンスが多くなります。数年分の年収をつぎこむ一大イベントですから、結婚式はかなり大掛かり。3日から1週間かけて盛大に行われます。新郎は王子様のような衣装に身を包み、白馬に乗って行進。パレードを引き連れて、新婦の実家である式場へ向かいます。式場では新郎新婦の家族にどんなに無関係な人でも、食べたり飲んだりが可能。私たち外国人も、部外者だからといって遠慮しなくてもよさそうなのです。結婚式当日のこのどんちゃん騒ぎは、夜始まって深夜まで続きます。

新婦が泣き叫ぶ結婚式

とはいえ、おめでたい結婚式でも、喜びムード一色というわけではありません。かつて西部インドのブジという町で、19組ものカップルが一度に行う合同結婚式に行き当たったことがあります。会場からちょうど新郎と新婦が出て行くところで、真っ赤でゴージャスなサリーに身を包んだ新婦が次々に泣き始めました。結婚式で新婦が泣くのは普通のことのようですが、彼女たちがあまりにも悲しそうなので、お芝居ではなかったはずです。インドは現在でもほとんどが、親が決めた人と結婚します。恐らく夫のこともよく知らず、知らない家庭に入る不安からなのでしょう。

インドで式を挙げた日本人

一方、こんな明るい結婚式もインドで行われたそうです。旅行会社を経営する知り合いのインド人に聞いた話なのですが、インドを旅行中に知り合った日本人の男女が、デリーでインド式の結婚式を行ったそうです。知り合いのインド人が、ゾウや楽隊、衣装など、さまざまなものを手配。ビデオを見せてもらいましたが、賑やかで堅苦しさなどみじんもない、ゆるい結婚式でした。ということで、インドで結婚式を見かけたら、幸せのおすそわけをしてもらいにちょっと会場におじゃましてみてもいいかもしれません。すっかりインドが好きになったら、インドで結婚式を挙げる、なんていうのもいいかもしれませんね。