イタリアでの結婚式に興味津々

この夏、スペイン在住の日本人青年とイタリア人女性の結婚式に参列するために、イタリアに行きました。外国での結婚式に参列するのは初めてのことです。新婦が早い時期から準備を進め、ご両親と電話で打ち合わせていたり、本人が何度もイタリアに帰省して式を挙げる教会に足を運んだりと、ずーっと忙しそうにしているのを見てきました。イタリア人の結婚式というと、映画「ゴッド・ファーザー」のイメージが強いのですが、さてさて、どんな結婚式なのでしょうか。

イタリアでの友人の結婚式に出席。ヨーロッパの結婚式ってどんなもの? イタリアでの友人の結婚式に出席。ヨーロッパの結婚式ってどんなもの?

みんなが笑顔、愛に満ちた結婚式

結婚式は、金色に輝くモザイクで壁が埋め尽くされた、12世紀の素晴らしい教会で挙げられました。参列者の服装は、男性は普通のスーツ姿、女性はバシッっとドレスで決めている人がいるかと思えば、案外地味でシンプルなドレスの人もいて、日本より自由な感じがしました。ただ、教会の中では、ノースリーブのドレスの人はショールを羽織って肩を露出しないことが、大事なマナーのようです。南イタリアならではの雰囲気なのか、厳粛というよりは、みんなが笑顔で見守る家族的な愛に満ちた式でした。

パーティーの流れは「いつの間にか」

式の後の披露宴パーティーは、2時間後! 町から車で1時間ほどの田舎にある、豪華なヴィラの庭園とテラスで行われました。全員が定刻に集まっていっせいに始まるのではなく、いつの間にか庭で飲み物と前菜が振舞われ、テーブルの用意ができたら、場所を移していよいよ晩餐が始まります。進行役の人がいないので、緩〜い感じです。晩餐は、列席者の挨拶や余興があるわけではなく、ひたすら食事を楽しむ場でした。食事が終わるとまた庭園に戻って食後のデザートをいただき、バンドが入っていつの間にかみんなが踊りだします。参列者は各自いつの間にか帰り始めていて、なんというか、全体的に「いつの間にか」感の強い披露宴なのでした。

かしこまらない「緩さ」が新鮮

今回の結婚式に参列して、すべてにおいて全然かしこまっていない「陽気な南イタリア人」を印象づけられました。式を段取る司会者や結婚式場のプロデュースがないことが、日本の結婚式との大きな違いだと思います。そういう意味では、日本の結婚式は確立されたひとつのエンターテイメントなのかもしれません。それから、老若男女みんな本当に踊って盛り上がるんだなあと変なところに感動しました。わたし達は歌えといわれたら歌いますが、踊るのはちょっと抵抗がありますよね。彼らは踊るの大好き、でも人前で歌うのはすごく恥ずかしいんだそうです。これぞ、国が変わればというやつですね。