日本から行くなら日本円でOK

前項ではキューバで流通している二つの通貨『兌換ペソ(以下CUC)』と『人民ペソ(以下ペソ)』の違いについてお話ししました。では、日本からキューバに行く場合、持っていくお金は何がいいでしょうか。ずばり、日本円で問題ありません。CUCの価値は、1CUC=1米ドルと決められていますが、米ドルの現金を持っていくと両替時に10%の手数料を取られ、実質レートは1米ドル=0.90CUCとなります。これはアメリカの経済制裁に対するキューバの仕返しでしょうか。現在、両国の関係が回復に向かっているので、この手数料は近いうちになくなるかもしれません。もちろん、他の通貨に対しては手数料はかかりません。

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両替所『カデカ』なら安心

両替は、銀行や『カデカCADECA』と呼ばれる両替所で行います。一般的に空港の両替所はレートが悪いとされますが、ハバナの空港のカデカのレートは町なかと変わらない(全国一律)ので、到着時に空港で両替しておいてもいいでしょう。ハバナのカデカは、旧市街ハバナ・ビエハのメインストリートであるオビスポ通りに2ヶ所、新市街ベダード地区はホテル・ハバナリブレのはす向かいの公園沿いにあります。入り口に警備員がいて一人ずつしか中に入れてくれないので、外に行列ができています。暑い中外で待つのは面倒ですが、カデカなら騙しやぼったくりに遭うことはなく、窓口での手続きもきちんとしています。

CUCの小額紙幣を多めにもらおう

カデカの両替する際、窓口の担当者にCUCの小額紙幣を多くしてもらうようにお願いしましょう。50CUC札はどこでも受け取りを嫌がられるので、5CUC、10CUC、20CUCをうまく混ぜてもらうといいと思います。外貨からCUCに両替する場合、パスポートが必要です。外貨からCUCへの両替が終わったら、必要であれば、引き続きCUCからペソに両替してもらいます。私はいつも10CUCくらいをペソに替えてもらいました。こちらは1CUC=24ペソの固定相場です。CUCからペソの両替だけなら、パスポートは不要だとカデカの窓口のお姉さんに言われました。

クレジットカードの普及はまだまだ

クレジットカードでの支払いは、VISAとマスターカードが使えるところがありますが、まだまだ一般的ではありません。店によっては3〜10%ほど手数料が上乗せされます。AMEXやシティバンクなど米国系金融機関発行のものは使えないので要注意(これも今後は変わっていくものと思われます)。カデカや一部の銀行窓口ではクレジットカードによるCUCの現金の引き出しができます。ATMからのキャッシングは、機械の故障等でカードが出てこなくなるのが恐ろしいので、私はあまりおすすめしません。