水害の原因は温暖化だけではない?

前編からのつづきです。2007年には当時東京都知事だった石原慎太郎氏が、環境問題を考えるためにツバルを視察したことがあります。ところが、この「温暖化による海面の上昇」は、いまだに支持派と反対派の意見が平行して、世界的にもなかなか決着をみていないのです。とはいえ、ツバルでは実際に雨季や満潮時になると地面から水が吹き出し、浸水してしまう所があるのは事実です。それには温暖化だけでなく、他にもいろいろ要因があるようです。狭い場所に多くの人々が急に集中し、建物が建てられていったことによる地盤沈下、生活排水によるサンゴを作る有孔虫の死滅、大量のゴミによる汚染などなど。そもそも温暖化問題は長い目で見ないと仕方がないのに、お互いに非難合戦になっているのが残念です。そんな注目もあり、ツバルには援助関係や国際調査機関の外国人が多く来ているようです。

地球温暖化で島がなくなる? 南太平洋のミニ国家“ツバル”が抱える問題とは?(後編) 地球温暖化で島がなくなる? 南太平洋のミニ国家“ツバル”が抱える問題とは?(後編)

日本からツバルへの行き方

ツバルへは日本からのツアーはほとんどなく、行くなら個人旅行か手配旅行となります。ツバルへの飛行機が飛んでいるのはフィジーだけ。だからまず、フィジーに行かねばなりません。日本からフィジーへは、ニュージーランドのオークランド乗り継ぎか、韓国のソウル乗り継ぎが一般的です。ただし、ツバル行きの飛行機は、おもな国際線が着くフィジーのナンディ国際空港ではなく、島の反対側にあるスバの空港から出発なので、乗り継ぎにはフィジーのビチレブ島を飛行機(約1時間)か車(約5時間)で横断しなければなりません。乗り継ぎ便の関係もあり、フィジーで1泊は必要です。そのため、ツバルに行くには最低でも1週間はないと難しいでしょうね

ツバルでは何を見る?

ツバルの観光ですが、離島に行ったり、ボートに乗って無人島に行ったり、ダイビングやスノーケリングをしたりするマリンアクティビティが主です。ほかには何もない、素朴な場所ともいえましょう。ホテルはありますが、値段に見合わない設備というので、観光客の多くは家族経営のゲストハウスに泊まっているようです。首都のフナフチですが、空港から徒歩3分以内に主要政府機関が集まっています。フナフチは細長い島なので、一番幅が広いところでも10分で横断できてしまう細さ。自転車かバイクを借りてのんびり回るのが、この国らしいと言えるでしょう。