新しい旅のスタイル?「圏外旅行」が静かなブーム

先日面白い記事を読みました。ネットのつながらない‘圏外’に行く「圏外旅行」が、今静かなブームなのだそうです。確かにスマホは、知りたいことを調べたり、知人とすぐ連絡を取ることができて便利です。そしてスマホを持つと、ついつい画面をチェックすることが習慣になってしまいますね。以前は外国人に、日本の電車に乗るとみんな携帯をいじってるよねーなんて揶揄されましたが、今ではどこの国も似たようなものです。私が住んでいるバルセロナでも、メトロに乗ると多くの人、特に若者はみんなスマホの画面に見入っています。

つながることに疲れたあなた、スマホを持たずに「圏外旅行」に出てみませんか? つながることに疲れたあなた、スマホを持たずに「圏外旅行」に出てみませんか?

「つながらない場所を旅したい」

毎日更新される友人たちのフェイスブックに目を通してコメントを書いたり、読んだかどうか相手にわかってしまうLINEのメッセージにはすぐ返事しなくちゃならないし、なんだかネットの世界にがんじがらめに縛られているような気になってくることがあります。旅行にスマホを持っていけば、便利だけど日本にいる時と変わらず周囲とつながってしまう。せっかくの旅行なのにオンとオフの区別が曖昧になってしまう…。そこで、あえて電波が届かない、SNSにつながらない場所を旅先に選んだり、つながるところでも数日の旅行の間だけはスマホの電源を切ってしまおうというわけです。

スマホで調べずに誰かに聞いてみよう

私はインターネットがまだ盛んになる前から旅行をしていたので、今でもスマホやPCを持たずに旅してもあまり不便を感じません。ガイドブックを一冊と、出発前に調べた情報を書き込んだノートを持って旅に出たら、現地では3日に一度くらいネットカフェに出向いてメールをチェックすれば十分。わからないことがあれば、現地の誰かに聞いてみればいいのです。ヨーロッパの街なら観光案内所、アジアや南米では現地の旅行会社で情報を教えてもらいました。ホテルのスタッフはもちろん、ロビーで暇そうにしているツーリストに話しかけることもあります。スマホのナビがなくても、地図を見て、道に迷ったら誰かに聞けば教えてくれます。

旅は‘非日常’を楽しむもの

スマホの便利さに慣れてしまうと、いちいち誰かに尋ねるというやり方はとても面倒に感じるかもしれません。でも、この不便さが面白いのです。『ああ、旅してるんだなあ』と‘非日常’をしみじみと感じます。そして、いざスマホやネット環境から離れてみると、自由な時間がたくさんあることにビックリします。暇な時間にはカフェで文庫本を読んだり、友達にメールじゃなくてポストカードを書いて送ってみるのもいいですね。日常のしがらみを忘れて気持ちをリフレッシュできる圏外旅行、みなさんも是非一度体験してみてはいかがでしょうか。