楽園のイメージを裏切らないバリ

インドネシアのバリ島は、世界有数のリゾートの島。とくに南部にはビーチリゾートが集まり、贅を尽くしたリゾートホテルが建ち並んでいます。そんなイメージが強いので、バリ島全体が開発されすぎた面白みのない場所のように感じられるかもしれませんが、そんなことはありません。美しい自然、洗練された芸能、そして人々の暮らしに溶け込んだ宗教儀式を目の当たりにするにつけ、バリについてよく言われる「楽園」のイメージは裏切られないものだと実感できるのです。今回はそのような楽園を思わせるバリの町を紹介しましょう。

リゾートの島バリは、想像以上にみずみずしく豊かな自然が見られる南国の楽園 リゾートの島バリは、想像以上にみずみずしく豊かな自然が見られる南国の楽園

山側のリゾート、ウブド

バリ島を代表する観光地のひとつでありながら、のどかな雰囲気が漂う町ウブド。これまでバリ島の文化と芸術の中心地として、多くの旅行者を引き付けてきた場所です。名だたるリゾートホテルがウブドに進出していますが、町を歩いて感じる雰囲気は村そのもの。たとえホテルの庭にいたとしても、周囲にはみずみずしい緑があふれ、さえずる鳥の声が聞こえ、かぐわしい花の香が漂ってきます。重厚かつ独特な寺院建築や、花のお供えチャナンを女性が地面に置く光景なども、ウブドの風景を美しいものにしています。

漁村の雰囲気を色濃く残すジンバラン

空港の南に位置するジンバランは、高級リゾート地でありながらもローカル感をたっぷり残す場所。弧を描いて延びる白砂の美しいビーチがありますが、観光客の数は少なく、町を歩いている外国人もあまり見かけません。町の北にある魚市場を訪れれば、そこで売られている魚の豊富さに面白さに目を見張ることでしょう。エビの種類だけでも大小さまざま。さらに巨大なシイラのような魚、ブダイのようなカラフルな魚、マグロやサメなど、その量にも種類の多さにも圧倒されます。南国バリの海の豊かさをまざまざと感じられる光景です。

自然以外に何もないレンボガン島

バリ島から船で1時間ほどの場所にあるレンボガン島は、天草の養殖が盛んな小さな島。きらきら輝く海をバックに、人々が天草を採集するのどかな光景が見られます。車はほとんど走っておらず、緑の木々がトンネルのように伸びた細い道が、島じゅうをめぐっています。海で泳いだり釣りをしたり、レンタサイクルで島をめぐったり。豊かな自然のなかでたっぷり遊ぶ、こんな健康的かつ贅沢な楽しみ方がいっぱいのバリに、リピーターが多いというのもうなずけます。