あの名曲が聞こえてきそうな絶景がある!

「アンデスと聞くとイメージするのは、フォルクローレの名曲「コンドルは飛んでいく」のどこかもの悲しい旋律と悠々と渓谷を舞うコンドルの姿ではないでしょうか。シルクロードといえばNHK特集「シルクロード」のテーマが自然と脳内を流れてしまうように。ペルーの南に位置するペルー第二の都市アレキパから西に160kmのところに、コンドルが舞う渓谷は実在するのです。その名はコルカ渓谷。公共交通機関を使って自力で行くこともできますが、アレキパから1泊2日のツアーがたくさん出ています。ツアーでは景色のいいところで停まってくれるので、便利ですよ。

名曲「コンドルは飛んでいく」が脳内に流れます−ペルーのチバイで温泉に入ってコルカ渓谷へコンドルを見に行く旅 名曲「コンドルは飛んでいく」が脳内に流れます−ペルーのチバイで温泉に入ってコルカ渓谷へコンドルを見に行く旅

アンデスの神コンドル

コンドルはインカ以前から「アンデスの神」または「神の使い」とされてきました。インカ帝国最後の皇帝が、死後コンドルに生まれ変わったという伝説もあり、今でも南米の多くの国の国章にコンドルが図案化されています。ペルー人のガイドさんの説明によると、コンドルは世界で最も大きな鳥のひとつで、体長1.5m、翼を広げると3mにもなり、寿命は70〜80年、7000mの高さまで飛ぶことができるのだそうです。また、つがいになったコンドルはその伴侶を生涯変えることなく、メスに先立たれたオスは上空から急降下して身を投げ、後を追うのだとか。猛禽類なのに狩をせず、死んだ動物だけ食べるというのも「神」と呼ばれる所以かもしれません。

前夜は温泉に浸かってリラックス

コルカ渓谷への拠点となるのはチバイという町です。ツアーでは通常ここに泊まりますが、ツアーの料金によって宿のグレードも変わります。チバイはペルーでも有数の温泉地で、町から歩いて30分程の場所にかなり大きな温泉施設があるので是非訪れましょう。個室はなく、屋外・屋内に水温の違う大浴場がいくつかあります。水着着用なので忘れないように。日本人好みの熱めのお風呂は屋内にあり、また熱い源泉を利用した蒸気サウナもあります。たっぷり汗を流して、冷たいビールをキューっといきたいところですが、チバイは標高3600mの高地です。高山病の恐れがあるので、のぼせない程度にしておきましょうね。

コンドルが天空を舞う!

コルカ渓谷は谷の深さがグランドキャニオンよりも深い3000m! コンドルがいなくても、この風景だけでも絶景です。コンドルの姿が見られるのは晴天の日の朝7時から9時くらいまでの間。展望台から谷底までは1500mで、コンドルは最初、下のほうを飛んでいますが、気温が上がるにつれて上昇気流に乗って上へ上へと上がってきます。そして谷に沿って滑空する全長3mのコンドルが目の前を通り過ぎていく様は優雅であり迫力があり、感動的でさえもあります。絶景のコルカ渓谷でアンデスの神コンドルに出合う旅、おすすめですよ。