記念すべき1作目はジャマイカが舞台

毎回、世界を股にかけて活躍する英国の諜報部員007ことジェームズ・ボンド。そのシリーズを愛する映画ファは数多いと思いますが、その舞台となった国や場所、実際にロケされた場所などを紹介してみましょう。覚えておけばその国へ行きついでにロケ地に足を延ばしてみたり、逆に「007で予習」したりという旅もいいかもしれません。まず記念すべきシリーズ第1作『ドクター・ノオ』(1962)の舞台は、ジャマイカです。キングストンのダウンタウン、オーチョリオスなどでロケされました。オーチョリオスにはロケが由来の“ジェームズ・ボンド・ビーチ”もあります。

「007シリーズ」の舞台となった映画のロケ地を旅する その1 『ドクター・ノオ』から『サンダーボール作戦』まで 「007シリーズ」の舞台となった映画のロケ地を旅する その1 『ドクター・ノオ』から『サンダーボール作戦』まで

2作目はイスタンブールとベネチア

第2作『ロシアより愛を込めて』(1963)では舞台がトルコのイスタンブールへ。ボスポラス海峡を行くフェリー、アヤ・ソフィア寺院、グランド・バザール、地下宮殿など、おもな観光名所はほとんど登場します。50年前の映画ですが、観光名所なのでたぶん今も変わらないはず。ボンドがオリエント急行に乗るシルケジ駅は、今も現役の駅です。ちなみに、本作でベオグラード駅とザグレブ駅として映るのも、このシルケジ駅で撮影されたとか。ベネチアに着いて、ボンドらが乗ったゴンドラがくぐるのは有名な「ため息橋」です。

3作目はアメリカとスイス

第3作『ゴールドフィンガー』(1964)は大ヒットしましたが、製作時はまだ予算が少なく、スイスロケ以外はアメリカのシーンも多くがイギリスで撮影されたようです。マイアミでボンドが初めてゴールドフィンガーに会うのが、マイアミのフォンテンブローホテル。今も高級ですが、当時は歴代の大統領御用達のホテルだったようです。このホテルは、そのほかにもケビン・コスナー主演の『ボディガード』の舞台にもなっています。スイスのシーンでは、ザンクト・ゴッタルド峠やアンデルマットが映りますが、森のカーチェイスなど時間がかかるシーンはイギリスで撮影されました。

バハマのナッソーが中心の4作目

第4作『サンダーボール作戦』(1965)になると予算が増え、ロケも豪華にフランスやバハマで行われました。オープニングのボンドがジェット推進機で逃げるシーンは、パリの西80kmにあるシャトー・ダネChateau d'Anetで撮影。メイン舞台となるのはバハマのナッソーで、ボンドが敵のラルゴと賭けをするナイトクラブは、今もナッソーのパラダイス島にある、カフェ・マルチニークCafe Martinique。その他、ダウンタウン(パレードシーン)、クリフトン桟橋、ラブ・ビーチ(ボンドとドミノが海中から上がってくる所)など、ナッソー近辺のロケが多いです。ちなみにショーン・コネリーの別荘もナッソーにあるので、運が良ければ出会えるかもしれません。