夕食後に始まる「ウミガメ産卵ツアー」

さてトルトゥゲーロの海岸は7〜9月の間、アオウミガメ(英語ではグリーン・タートル)の産卵場所となり、それをツアーで見に行くことができます。1シーズンに千を超えるウミガメが上陸するとか。ロッジ発のツアーのスタートは21時半。夕食後、ボートでトルトゥゲーロの村に渡り、10人以下の小グループに分かれて、ガイドに先導されて海岸を歩きます。ウミガメは産卵を始めるまでは用心深く、人の気配がすると穴掘りを中止してしまうので、カメラ、ビデオ、ライトなどは持ち込み禁止。ライトの持ち込みが許されるのはガイドさんのみです。服装も、月明かりに照らし出されないように、暗い色を指定されるほどの徹底ぶりです。暗い中を歩くので、足元はしっかりとしたものを履いたほうがいいでしょう。

ビーチでウミガメの産卵が見学できるトルトゥゲーロ国立公園(後編) ビーチでウミガメの産卵が見学できるトルトゥゲーロ国立公園(後編)

ウミガメを探して

運が良ければウミガメはすぐに見つかりますが、まれに見つけることができないこともあるそうです(3時間たって見つからなければ中止)。私が参加したツアーでは、1時間ほど歩いて、ようやく産卵しているウミガメを見つけました。海岸は真っ暗なので、素人にはライトなしで見つけることはまず不可能でしょうね。ウミガメが海岸を這った後を見つけると、ガイドさんはツアー客を待たしてカメに近づき、すでに産卵が始まっているか確認します。いったん産卵が始まればよほどのことがない限り、産卵を途中で止めることはないそうです。大丈夫となれば、少し離れたところで待っているグループを呼び、後ろからライトを当てて産卵を見せてくれます。

合計3頭のウミガメの産卵を見る

よくウミガメの産卵は「神秘的なもの」とたとえられますが、私にとってはむしろ「力強い生命の力」を感じさせてくれるものでした。20分ほど観察していると、他のグループがやって来たので場所を譲りました。次の1時間で別の産卵しているウミガメを、さらに帰る途中でまた一頭と、2時間半の間に合計3頭のウミガメの産卵を見ることができました。たぶん時間帯が遅いほうが、産卵しているウミガメの数も多いのでしょうね。それにガイドどうしで情報交換をしているので、期間中ならまったく見られないことはなさそうです。このウミガメ産卵ツアーはロッジが運営しているのではないので別料金ですが、私が参加したときはたしか20ドルぐらいでした。時期が合えば、是非参加してみてください。