スペイン・海バスクの小さな町オンダリビア

スペインのバスク地方にある町サンセバスチャンは。「美食の都」として知られる町。旧市街に軒を連ねるバルは、趣向を凝らしたピンチョス(小皿料理)を求めて毎晩やってくる、多くの観光客でにぎわいます。そこからバスでわずか40分の小さな漁師町のオンダリビアには、伝統的なバスク建築の家並みが美しい旧市街があります。オンダリビアは「砂の浅瀬」の意味を持つバスク語で、スペイン語での町名はフエンテラビア。バスク州の北東、ビダソア川の河口に位置し、対岸はもうフランスです。

スペイン・バスクの「美食の都」の近郊にある、小さな港町オンダリビアのバスク建築 スペイン・バスクの「美食の都」の近郊にある、小さな港町オンダリビアのバスク建築

カラフルでかわいいバスクの家並み

オンダリビアの旧市街は、小高い丘の上ある城壁の中に広がっています。赤や緑に塗られた梁や窓枠、よろい戸が白い壁によく映えるバスク地方独特の家が並び、窓辺には花が飾られてとってもカラフルです。バスク地方でよく見られる、風車のような四つ葉のクローバーのようなマークは、“バスク十字”と呼ばれる彼らのトレードで、「ラウブル」といいます。このラウブルの形がくり貫かれたかわいらしいよろい戸を、旧市街のあちこちで見ることができます。狭い路地の古い石畳は風情たっぷり。旧市街からは、港と対岸のフランスまで見渡せます。

バスクのグルメを満喫!!

旧市街から下りて、港があるマリーナ地区に行くと、道の両側にバルが並んでいます。港町ですから、やっぱり美味しいのはシーフード。全日空の機内誌に「世界一美味しい魚介のスープ」が紹介されたシーフードレストラン「La Hermandad de Pescadores」でしっかり食べるのもいいし、バルでピンチョスをはしごするのも楽しいです。「グラン・ソル」というバルでは、コンクールで賞を取ったピンチョスを是非試してください。カウンターに並んでいるものよりも、オーダーの都度に作ってくれる温かいピンチョスがおすすめです。

船で渡ればフランス・バスク

オンダリビアの港から小船で対岸に渡ると、そこはもうフランスです。この国境の町アンダイエから電車に乗れば、フランス・バスクのサン・ジャン・ド・リュズやビアリッツ、バイヨンヌはすぐ。フランスとスペインの両バスクを訪れて、バスクの焼き菓子「ガトー・バスク」の食べ比べもできますよ。また、サンセバスチャン空港は実はオンダリビアにあるので、朝早いフライトならオンダリビアに前泊して、かわいいバスクの街並みと世界一の魚介のスープを楽しむなんていかがでしょうか。