河北省にある三国志ファンなら、ぜひ、行ってみたいところ

河北省の人は「北京は河北省の一部だよ」と言います。確かに中国の首都、北京を取り囲むように河北省があります。この河北省、日本人旅行者にはあまり縁がないところです、それでも一応、世界遺産もあります。東北部の承徳の清朝皇帝の避暑山荘、チベット寺院の外八廟がそうです。他にはめぼしい観光地が少ないところです。しかし、三国時代の歴史小説、三国志ファンなら、ぜひ、行ってみたいところが河北省にはあります。

北京から行く三国歴史の旅! 趙雲子龍のふるさとを訪ねて 北京から行く三国歴史の旅! 趙雲子龍のふるさとを訪ねて

趙雲子龍の故郷、正定県に行ってきました!

河北省の省都、石家庄市の北約15キロのところにある正定県は蜀の名将、趙雲子龍の出身地です。趙雲は三国志の主役級の武将ではありませんが、中国、日本ともに三国志人気武将ランキングでは上位5人に入る人気者です。石家庄市からのバスが正定県の常山西路に入ると、入り口には「趙雲故里(趙雲のふるさと)」と大きく出ているほどです。常山西路をまっすぐ東に進むと、県政府前に出ます。県政府前の広場は「子龍広場」と呼ばれ、趙雲の像が立っています。ハンサムで知られた趙雲だけに、像は顔の彫りが深く、外国人のようだったのが私には不満でした。

三国志の主役、劉備より人気が高いのは趙雲?

三国志ファンのお目当ての趙雲廟は正定古城の東側にあります。卓球基地と呼ばれるバス停でおりれば、そのまま東に徒歩数分で到着です。趙雲廟の入り口にも趙雲像が立っています。ファンならここは2ショット写真のポイントです。私が訪れたのは2014年の4月でしたが、三義宮よりも観光客が多かったのが意外でした。北京から市内バスで行ける河北省涿州の三義宮は三国志の主役のひとり劉備玄徳と義兄弟の関羽、張飛を祀った廟です。三義宮のほうが三国志遺跡巡りでは重要なはずですが、趙雲廟のほうが圧倒的に観光客が多いのです。趙雲の人気の高さがうかがえます。

必見!暴れ者で有名なあの武将の直筆の手紙

趙雲廟の中は三国志関連の建築物にはおきまりの三国志の名場面の絵が飾られています。廟内の君臣殿には劉備と関羽、張飛と諸葛孔明、そして趙雲の塑像が祀られています。趙雲廟で必見なのは、暴れ者で通っていた張飛直筆の手紙です。豪快な筆ではなく、きっちりした真面目な人格をうかがえる筆跡に驚かされます。石家庄市は北京から高速鉄道に乗れば1時間20分と便利な場所にあります。石家庄駅前から正定県まではバスで約1時間です。北京から趙雲子龍のふるさとを訪ねる旅に行ってみませんか?