大陸の歴史にロマンを感じるピレネー山脈

フランスとスペインの国境に位置するピレネー山脈。「ピレネーを越えるとそこはアフリカだった」の言葉は有名で、イスラム教徒の進行の防壁にもなったほどの、2000m級の山々が立ち並んでいます。大自然ピレネーを眺めるなら、フランス側にも名所はたくさんありますが、山の景色だけでなく町並みも美しい村を紹介しようと思います。それは、スペイン側アラゴン州の中世の村アインサです。旧市街を状態良く保存した山麓の村で、散策するのにも適しています。

小さな村アインサから眺める、ピレネー山脈の絶景 小さな村アインサから眺める、ピレネー山脈の絶景

宿泊したい中世の村アインサ

村の旧市街は、全体に石造りの統一した景観が保たれていました。要塞の壁や家々には整頓よく石が組まれ、小道も石畳で作られています。1時間もあれば、歩いて回れてしまう小さな村ですが、大自然の空気を吸いながら、ゆったりとした時間が過ごせる場所でした。広場にあるホテルを予約して行きましたが、シーズン前で宿泊客もあまりいなかったので、眺めのいい部屋を案内してもらえました。部屋の窓からはピレネーで2番目の高峰ペルディード山が眺められ、なんとも贅沢でした。

ベストシーズンは5月以降

ホテルから歩いて10分の高台からは、連なる峰が一望できるスポットがありました。訪れたのは、3月上旬の晴れた日。山頂に雪が残る景色は最高に美しかったですが、トレッキングをするには少し早すぎる季節でした。ハイキングなどアクティビティを楽しむなら、ベストシーズンは5月以降です。私たちはレンタカーで行きましたが、電車とバスを乗り継いででも行くこともできます。ピレネーの小さなかわいい村アインサ、お勧めです。

次回はトレッキングに挑戦!

ピレネー山脈を見ていると、富士山やマッターホルンのような三角山の形状の美しさはありません。しかし、遥か昔の大陸移動によってできあがった2000m級の山々を眺めていると、自然の長い歴史にロマンをかき立てられます。眺めるだけでなく歩いてみたくなったら、アインサ村の近くのオルデサ渓谷がいいでしょう。世界遺産にも指定され、海外からも多くの山歩き愛好家がやってきます。その場合はトルラの町に滞在するのが便利でしょう。高山植物や渓谷の中の滝を眺めに、次回はぜひ挑戦してみたいスポットです。