ほとんどの蚤の市は週末開催

旧東ドイツや、ハンガリー、チェコスロバキア、ルーマニアなどの中欧の国々がまだ社会主義だった時代の雑貨や切手、文房具などが好きです。いつか蚤の市に行って、買い物三昧、お宝を掘り当てたいと思いつつも、これまでにブダペストでもベルリンでも、蚤の市に行くことができませんでした。多くの蚤の市は週末に開催されるので、その町に週末に滞在できるような旅程を組まないとダメなのです。蚤の市巡りが目的の雑貨ハンターたちは、市が開催される曜日と場所を入念に調べて、無駄と漏れのない旅程を考えるのだそうです。

東ドイツ時代の逸品はまだ手に入るのか、ドレスデンではじめての蚤の市に挑戦 東ドイツ時代の逸品はまだ手に入るのか、ドレスデンではじめての蚤の市に挑戦

気合を入れてドレスデンの蚤の市に挑戦

何度も涙をのんだ私に、旧東ドイツの都ドレスデンでとうとうチャンスが巡ってきました。ドレスデンの蚤の市は、毎週土曜日の朝から、市内を流れるエルベ川にかかるアルベルト橋のたもとの河川敷で開催されます。ベルリンは蚤の市が市内の数か所で開かれますが、ドレスデンはここだけ。旧東ドイツの雑貨好きが大勢訪れるベルリンよりも、ドレスデンの方が掘り出し物に出合える可能性が高いといわれています。私もデイパックにエコバッグ、軍手を持って9時前には会場に到着しました。地元の人も続々とやってきます。

宝が埋もれた山はどこまでも続く…

日用品、衣類、古本、きれいに揃ったビンテージの陶器セットから一見ガラクタのような小物まで、あらゆるものがテーブルの上に並べられ、その下には、無造作にものが詰め込まれた段ボール箱がびっしり並んでいます。今回の私の目標は東独時代の陶器。無数に並んだダンボールの中に潜むお宝を掘り当てるために、軍手をはめて箱の中を探ります。しかし、この果てしない作業に早々疲れ果てた私は、ひと通りブースを一巡すると、屋台でソーセージとビールのブランチをとりながら、他の買い物客を眺めて過ごしました。たくさんの石ころの中から宝石を見つけ出す‘眼’と根性が必要だなとしみじみ思いました。

お気に入りに出合い、蚤の市にはまる

時間が経つにつれて店開きするブースが増え、そのブースにみんながワッと集まります。地元の人たちの気合もすごいです。私もついに素敵なコーヒーカップ6客とポット、ピッチャーのセットを見つけました。東独ではなくチェコスロバキア製です。しかし、まだ続く旅を考えると、全部で10ユーロの破格のセットをすべて買うわけにはいかず、カップ2客とピッチャーだけを3ユーロで売ってもらいました。その時は大満足でしたが、旅を終えてうちに帰ってから、一揃いすべて買わなかったことを大後悔。次回はもっと気合を入れて挑みます。ブダペストに行こうかドレスデンでリベンジか、目下思案中です。