絶滅危惧種にも会える?

ナビゲーターは、運転しながらスペイン語で公園について解説してくれます。マイクを使って話すので、後ろの席までよく聞こえましたが、内容のすべては把握できず、少し残念。みな、耳は傾けつつも、外の景色に集中していました。我先に見つけてやろうと、みんな必死なのでした。私が探していたのは、どんな野生動物や変わった野生鳥類でもなく、スペインオオヤマネコ、リンスなのです。リンスは、WWFに絶滅危惧種として指定された貴重な動物で、この国立公園はリンスの貴重な生息地となっていると知っていたからです。

世界遺産、ドニャーナ国立公園にはどんな動物がいるのかな(2) 世界遺産、ドニャーナ国立公園にはどんな動物がいるのかな(2)

ハイキングやバスで回るツアーもあります

ずっと目を張っていましたが、その数が200頭といわれている動物を発見するのは奇跡に近いよう。この広い敷地の中、昼間というコンディションからは難しかったです。早朝や夜なら、ウサギを獲りに出てきたかもしれません。ナビゲーターの方に聞いたら、見たことないよと笑いながら言っていました。リンスは残念でしたが、イノシシや鹿などの野生動物類はたくさん見かけました。そしてすごかったのが、鳥の大群。期待していなかったので、逆にとても感動してしまいました。

地元の人が釣りを楽しむスポット

川辺で釣りをしている人もいましたし、どこからやって来たのかジョギングしている地元の人もいました。公園内はとてつもなく広いですが、砂丘、湿地帯、松林と地形が異なり、周遊していて飽きません。ナビゲーターが車を止め、サファリカーから降りてもいいです、というので散策もできました。また、公園入口も複数あり、私が参加したツアーコース以外にもハイキングで回ったり、バスで回るツアーもあります。自分の体力や時間に合わせて選ぶのがいいのではないでしょうか。

5月の巡礼祭かパラドール滞在か

公園内はエル・ロシオ村への聖母マリア巡礼路にもなっています。小さな村ですが、5月の巡礼祭には、マリア信仰の熱い南米からも訪れる人もいるほど知られた村です。アンダルシアの衣装を身にまとった巡礼者と馬車の行列は風物詩となっているので、この時期を狙ってツアーに参加するのも面白いでしょう。また、公園内にあるパラドールに滞在しながら、数日に分けて国立公園をじっくり観光するのもおすすめです。