中国では有名な法門寺への行き方

「これはすごいっ!これが1800年以上の歴史があるお寺の今なのかあ‥」と、一目見た瞬間、度肝抜かれるような寺院があります。日本と中国の感覚の違いに驚かされると言ったほうがいいかもしれません。そのお寺は、陝西省宝鶏市扶風県にある法門寺です。法門寺は後漢の147〜189年に建てられた1800年以上の歴史がある名刹です。宝鶏市は、兵馬俑で有名な西安から高速バスで約2時間半のところにある大きな市です。法門寺は宝鶏から行くほうが、ずっと近いのですが、西安駅前から行く人がほとんどです。この法門寺は中国では非常に有名なので、観光客が多い西安駅前から法門寺の真ん前まで行く直通の旅游バスが出ています。

これはすごい! 西安から行く度肝を抜かれる寺、法門寺 これはすごい! 西安から行く度肝を抜かれる寺、法門寺

法門寺の中はいきなり不思議な光景

法門寺行きの旅游バスは、法門寺の巨大駐車場が終点です。西安に帰るバスの時間をチェックしたら、あとは自由に参観です。入場券売り場に近づいて行くと、わらわらと怪しいおばさんが寄ってきます。おばさんは口々に「私と一緒に入ると、入場料が安くなるよ」と誘ってきます。もちろん、ここは無視しましょう。120元(約2160円)のチケットを買って、中に入ると、「寺はいったいどこだ?」というぐらい広い中庭といおうか参道が続いています。参道沿いには金ぴかの観音菩薩像や文殊菩薩像が並んでいます。その先にはとても奇妙な建物が見えました。

日本人の想像の域を越えた舎利塔

金色のその奇妙な建物は、ひし形の超巨大宇宙ステーションのような建物です。これは合十舎利塔です。日本人の想像の範囲内の名刹とは違い、思わずポカンとするようなヘンテコさです。まるで仏教系新興宗教の聖地みたい…。あまりにも参道が長いので、中はカートで移動します。そのカートは遊園地の機関車です。法門寺って、とてもシュールな場所です。カートを降りて、宇宙ステーションのような合十舎利塔の中に入りました。ほっと安心したような気持ちになりました。中のご本尊はやや派手系ではありますが、金の仏像でした。

一度は行って、圧倒されたい法門寺

合十舎利塔を出て、隣と言ってもかなり遠いのですが、仏舎利塔を見にいきました。こちらが正真正銘1800年に歴史があると言われる仏舎利塔です。10数層の古い塔や瓦屋根の門を見ると、気持ちが落ち着きます。日本人にはやはりこちらのほうがいいです。ここで西安からバスの中で隣の席だった李さんに会いました。李さんはこの法門寺を見るためだけに、南部の福建省アモイからやってきた人です。「今日は念願の法門寺に来られて、本当にいい日です」とうれしそうでした。法門寺をどう感じるかは、人ぞれぞれですが、日本人なら近未来建築に圧倒されることは間違いなしです。時間があれば、西安から行ってみましょう!