アルゼンチンの英雄の故郷

アルゼンチン北部の町サルタは、標高1200mの、チリ、ボリビア、パラグアイの国境に近い場所にあります。このサルタは、アルゼンチン独立戦争の英雄であるグエメス将軍の故郷でもあります。1810年、スペイン王室に忠実な王党派からの独立を求めたアルゼンチンの独立戦争がありました。地元の人々はその功労者であるグエメス将軍の功績を讃え、町には、将軍の記念碑、公園、博物館など、彼の名前をいたるところで見ることができます。彼の命日である6月17日には、年に一度の大きなお祭りが行われます。

アルゼンチンのサルタ出身の英雄の命日は、すごい騎馬行進で盛大なお祭りが! アルゼンチンのサルタ出身の英雄の命日は、すごい騎馬行進で盛大なお祭りが!

どこから来たのか1000頭を超える騎馬隊

6月17日の朝、町の中心のベルグラノ通りからグエメス将軍記念碑までの道は、大量の騎馬隊で埋め尽くされていました。通りでは車の通行規制が行われ、歩行者天国ならぬ騎馬天国状態です。馬乗りたちは皮の帽子に赤いポンチョ、革靴を身に着けたこの地方の馬追い「ガウチョ」の衣装でした。ガウチョとは南米のカウボーイです。独立戦争でグエメス将軍はこのガウチョを訓練し、ゲリラ戦部隊として活躍しましした。だからガウチョの騎馬行進は、彼の功績を象徴しているのでしょう。

いよいよ祭りのはじまり

記念碑のある場所へ行ってみると、ウルグアイ通りに特設会場が設置され、見物客でいっぱいでした。会場では吹奏楽隊の演奏とともに開会式が執り行われています。催事執行の挨拶が終わると、まもなく南から北へ、、ウルグアイ通りをたくさんの騎馬隊が行進を始めました。旗を持ち、等間隔に行進する姿は、華麗な軍隊のようです。

女性も子供も馬に乗って行進

胸を張り馬に乗る男たちはとても格好よく、スカートを履いて横乗りする女性たちは、とても上品に見えました。初めて見た横乗り専用の鞍に私は関心です。小さな子供も自ら馬を操り、凛々しい姿で騎馬隊に溶け込んでいました。地元の人々は昼は騎馬行進を観賞し、夜はライブ会場で音楽を聞き、深夜までこの英雄の命日を楽しんでいました。このような騎馬隊行進があるお祭りはほかはないでしょう。サルタでは、ぜひグエメス将軍の命日にあるお祭りを訪れてください。