フィゲラスにある最大規模の美術館

ジローナからは電車で30分のところにあるフィゲラス、バルセロナから直接行くなら2時間かかります。ここにはダリが好きなら、一度は訪れたいダリ劇場美術館があります。建物の上には彼の作品のシンボルの卵、壁には大量のクロワッサンがくっついた何とも遊び心のある美術館です。中に入ると、ダリワールドに吸い寄せられ、時間が経つのも忘れてしまうほどです。初期の作品からだまし絵、彼のミューズであったガラ夫人の肖像など絵画作品も見ごたえありますし、不思議なオブジェもたくさんあります。

ダリを訪ねて行く、カタルーニャ・トライアングルとは?(後編) ダリを訪ねて行く、カタルーニャ・トライアングルとは?(後編)

ファンタジーな世界を体感

美術館のシンボル的存在は、一部屋を丸ごと作品にしている「メエ・ウエストの部屋」で、列ができていました。美術館の隅々まで彼のこだわりつくしたファンタジーな世界が広がっていて、鑑賞していると時間が経つのを忘れてしまうほどでした。私が一番気に入ったのは、併設されているジュエリー美術館。ダリがデザインした、高級ジュエリーが展示されています。ルビーやパール、サファイアを使って、彼のセンスにかかってしまった、これまた面白い作品の数々です。世界中からダリファンが訪れるので、混雑するのは覚悟して行きましょう。

ビーチリゾート近くの村ポル・リガットにある卵の家

もう1軒のスポットは、フィゲラスからビーチ・リゾート地カダケスまでバスで行き、そこから歩いて20分くらいのところにポル・ガリットという漁村にあります。ここにダリとガラ夫人が過ごした家があり、現在「ダリの家美術館」として公開されています。こちらの屋根にも彼の作品のシンボルの大きな卵が乗っています。異常に目立つその奇抜さは、室内に入ってもまだまだ驚かされる装飾ばかりです。エントランスを入ると、大きな熊の剥製が立って出迎えてくれました。

トライアングルの旅、最終地からバルセロナへ戻る

家は狭いので、入場制限をしています。夏の混雑する時期に行くなら、インターネットで事前予約して行きましょう。家の辺りには時間を潰せるような他の観光スポットはなく、カダケスまで戻ればレストランやカフェテリアもあります。これで、ダリを訪ねるジローナ県のトライアングルの旅が終りです。カダケスからバルセロナまでは電車はありませんが、直通のバスがあるので、同日に戻ってくることが可能です。ダリ三昧のバルセロナ郊外の旅を楽しんでみてはいかがでしょう。