魅力的な民族衣装が見られるのはどこ?

地域独特の民族衣装は、旅するうえでの大きな魅力です。人々がほぼ洋服しか着なくなった日本に暮らしていると、多くの人が伝統的な衣装を日常的に身に着けている光景はとっても新鮮。うれしいことに世界にはまだまだそういう場所があり、とくにアジアや中米などでは、非常に華やかな色使いの民族衣装を、日常着とする人々を見られる場所があります。そんな中から、今回ご紹介するのはカッチという地域。インドのなかでもとくにカラフルなことで知られるこの地域の衣装は、いったいどういうものなのでしょうか。

きらびやかでな服装に目が釘づけ、インドで必見の民族衣装スポット きらびやかでな服装に目が釘づけ、インドで必見の民族衣装スポット

インド西部のカッチ地域へ

カッチとは、パキスタンと国境を接するインド最西部のグジャラート州にある地域の名前。中心となる町はブジで、民族衣装への旅の基点もここになります。ただしブジでは美しい衣装を着た人は見られず、せいぜいみやげもの屋で布製品が売られている程度。こうしたみやげものは、ブジ周辺に点在する村に暮らすさまざまな民族や部族による刺繍が主で、美しい民族衣装を見るには実際に村を訪れなければなりません。有名なのが、ブジの50kmほど北に位置するバンニというエリア。刺繍をはじめ伝統工芸が盛んで、カッチの村めぐりのメインとなっています。

独特な女性の衣装に注目!

バンニには小さな村が点在し、メグワル族、ラバーリー族、アヒール族、イスラム教徒のムトゥワと呼ばれる人々など、多様な民族が暮らしています。村や民族によって衣装のデザインや華やかさはさまざまですが、基本的に女性は頭にベールをかぶり、カンチャリもしくはカンジャリと呼ばれる背中の開いたブラジャー付きブラウスのような上衣、そしてスカートを身に着けています。布には色とりどりの刺繍が施され、小さな鏡片を縫い付けるミラーワークという技法もよく知られています。このほかにたくさんの腕輪や耳・鼻の大きなピアス、首飾りなどを身に着けた姿は、辺りがぱっと明るくなるほどきらびやかです。

美しい人ほど写真がきらい!?

このように特別にきれいな民族衣装を目にしたのは、メグワル族が多いゴレワリ村とルドラマタ村でした。さっそく写真撮影をお願いしましたが、残念なことに会う人すべてに断られてしまいます。写真を撮られると喜ぶ人が多いインドで、これはちょっと驚きでした。ブログなどを見ると、ほかの旅行者は割と撮影に成功しているように思えるので、もしかすると私が持っていた大きな一眼レフに抵抗があったのかもしれません。ともあれ見ごたえがあり、人も穏やかで気持ちよく旅ができるカッチ地域。ショッピングも楽しく、民族衣装が好きな方にはとくにおすすめです。