世界遺産「丹霞山」で初体験!

入り口で入場券を確認した後、指紋をチェックされ、その後でやっと入場です。「どうして、ここまで厳重にしないとだめなのかしら? 」。ここは、中国南部の広東省北部にある世界遺産「丹霞山」です。長い年月をかけて、水に浸食された奇峰と赤い山肌を持つ丹霞山は、福建省泰寧、江西省龍虎山、貴州省赤水などと合わせて2010年に世界遺産に登録されました。中国のグランドキャニオンとも呼ばれる丹霞山は、陽元岩景区、長老峰景区など、いくつかの景区に分かれています。景区ごとにゲートがあり、改札機のような機械に入場券を入れた後、指紋チェックがあり、やっと中に入れます。

これが指紋照合する自動改札機! これが指紋照合する自動改札機!

丹霞山で指紋登録をする理由とは?

丹霞山についた時、まず驚いたのは入場券の高さです。中国の世界遺産はどこも軒並み100元以上するので、覚悟はしてましたが、まさか150元(約3000円)もするとは!150元を払うと、待っていたのは指紋登録でした。中国の世界遺産や観光地で指紋登録をするのは、はじめての経験です。丹霞山では景区内にあるホテルや民宿に泊まって、翌朝のご来光を見る人がいます。そのため、入場券の有効期限は2日間です。指紋登録は、1日だけ観光して帰る旅行者が、他の人に入場券をあげても使えないようにするためです。ここまで慎重にせざるを得ないほど、入場券を他人にあげたり、安く売ろうとする人があとを絶たなかったのかもしれません。

指紋登録付き入場券はいつからあるの?

私には、はじめての体験の指紋登録付きの入場券ですが、なんと2001年12月には、もうお目見えしていました。湖南省の世界遺産「張家界」で、最初に指紋登録付きの入場券が売られはじめたそうです。当時は、初導入ということもあり、多くの新聞でとりあげられました。それにしても、指紋登録までするなんて!。ちなみに丹霞山の入場料は、2015年10月以降、150元から180元になることは、既に決定しています。

高かった丹霞山の入場券の実態

丹霞山のような自然遺産は、非常に広いので見学には時間がかかります。入場券に150元を払っても、ここには、景区内のロープウェイやゴンドラの料金は含まれていません。景区を結ぶバスのみが含まれていて、遊覧船も全て別料金です。丹霞山では、最近開放され、いま注目のスポットとなっている巴賽区の入場料も別料金です。中国の観光地の入場料の高さは、日本の比ではありませんが、チェックの厳しさも相当なものです。景区が変わるたびに、入場ゲートで指紋をかざす指紋登録チケットは、日本にはない貴重な体験でした。