サトウキビ畑を走る2階建て観光列車

その2からの続きです。個人的にも乗ってみたいのが、セントクリストファー島内を走る2階建て観光列車です。カリブのこんな小さな島に鉄道があるなんて知っていましたか? この鉄道は以前はサトウキビを運ぶために使われていましたが、今はその代わりに観光客を乗せて走っています。2階部分は屋根があるものの両脇はオープンになっていて、島の風景を眺めることができます。正式名称は「St. Kitts Scenic Railway」で、ホームページもあるのでチェックしてみてください。

カリブ海の小さな島国、セントクリストファー&ネイビスを知ろう!(その3) カリブ海の小さな島国、セントクリストファー&ネイビスを知ろう!(その3)

ヤギのシチューは郷土料理

セントクリストファー&ネイビスでは、郷土料理も楽しみましょう。日常食は一般的には他のカリブ料理と同じですが、「国民食」と呼ばれるほど人気が高いのは、「ゴート・ウォーター」あるいは「ゴート・ウォーター・シチュー」と呼ばれるヤギ肉を使ったシチューです。スパイスなどを入れて黒っぽくなっていますが、それほど辛くはありません。次にチキンや干しダラの身をほぐして、スパイスとお米と一緒に炊き込んだ「ピラフ」も定番の料理です。もちろん新鮮なシーフードも忘れてはなりません。ロブスターもいいですが、カリブらしいと言えば「コンク貝のフリッター」でしょうか。

もうひとつのネイビス島はどんな島?

もうひとつの島、ネイビス島ですが、セントクリストファーの島のすぐ隣にあり、人口は約1万2000人。この島は温泉があることで知られています。実はこの島は、セントクリストファーから分離して独立したいと考えている人が多いんですよ。この2島では、どうしても規模も人口も多いセントクリストファーの力が強くなってしまいます。そこで、1998年にネイビス島で独立を伴う住民投票が行われました。独立支持は約62%で過半数は超えましたが、必要な2/3の票を獲得することはできずに独立は見送られました。しかしまた、独立のための投票が行われることがあるかもしれません。

パスポートを売っている国

最後に面白い話題を。このセントクリストファー&ネイビスは、自国の市民権を売りに出しています。その値段、25万ドル(約3100万円)。そんな大金を出して、こんな小さな国のパスポートを欲しがる人がいるのでしょうか。実はいるのです。この国は小さいながらも英国連邦の国なので、世界120か国以上に「ビザなし渡航」ができるのだそうです。これは大きいですよね。ロシア、中国、中東の金持ちが、お金を払って市民権を得たといいます。ところが、簡単に入って来られては困る国もあります。そんな国は、セントクリストファー&ネイビスのビザの優遇処置を撤廃し始めているとか。一番割を食ったのは、もとから住んでいる国民ですね。ちなみに日本は二重国籍を認めていないので、日本国籍を放棄しない限り、このパスポートを入手することはできません…。