仏領ギアナ、ほかの見どころは?

仏領ギアナ、前編からの続きです。そのほかの見どころとしては、首都カイエンヌのコロニアル建築、スリナム国境近い町サンローラン・ドゥ・マロニーにある流刑地収容所、フランスの宇宙基地のギアナ宇宙センターなどがあります。また、熱帯雨林のジャングルへ行くエコツーリズムも行われています。とはいえ、そんなに多くの見どころがある、というところではないですね。そのため海外から来る旅行者はフランス人が中心で、観光業はそれほど栄えていません。むしろこの仏領ギアナは、バックパッカーや個人旅行者泣かせの国として知られています。その理由は、「物価高」です。

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円安にはとても辛い国

この仏領ギアナ、フランスの海外県なので、通貨はユーロが使われています。そして品物の多くは輸入に頼っています。そのため観光で訪れても、ホテルの施設や食事のレベルからすると、物価がとても高いのです。同じレベルのホテルでも日本よりもずっと高いし、たとえばレストランで食事をすれば、最低でも15ユーロ(約2400円)! これではフランス本国より高いですよね。ブログなどを読むと、旅行者がみな「辛い」とつぶやいているのが読めます(笑) まあ、お金がある人には問題ないことなのでしょうが。

フランス領ギアナの食べ物

物価高に目をつぶってこの国を旅するとしたら、何が楽しみでしょうか。たとえば「食」をみてみましょう。フランス領ということで、県都カイエンヌにはもちろんきちんとしたフランス料理のレストランもありますが、住民の多くが食べている料理は、マルティニークなどのフレンチカリブと同じようなクレオール料理です。あとはサンドイッチにバゲットを使うのに、フランスらしさを感じます。また、元フランス領のつながりでベトナムやラオス系の移民がいるので、ベトナム麺の「フォー」がマルシェの屋台などで食べられるとか。これはアジアご飯に飢えた南米旅行者に、とても評判だということです。

フランス領ギアナへの行き方

フランス領ギアナに入るには、とくにビザはいりません。フランスに入国するのと基本的には同じです(3か月以内の滞在なら不要)。フランスやカリブの島からから空路で行くことができます。ただしアメリカ経由で行くなら、アメリカに入国しなければならないのでESTA申請が必要です。ATMもありますが、日本でユーロを用意して行くといいでしょう。公用語はもちろんフランス語なので、片言でもフランス語を覚えて行くように。では、チャンスがあったら行ってみてください!