クルーズ好きのアメリカ人がよくリゾート

アメリカ人はクルーズ好きです。面倒な移動はなく、何しろ寝ている間に目的地に連れて行ってくれるのですから。船の中では食事も付いているし、食べて飲んでもすぐにベッドに帰ることができます。オールインクルーシブのホテルが移動しているようなものですね。そんなわけでアメリカ人に人気なのがカリブ海クルーズですが、今回は「カリブ海」というより、「北大西洋」といったほうがいいかもしれないバミューダをご紹介します。ニューヨークから空路で2時間、ニューヨーク発の7泊8日クルーズの定番の目的地なので、アメリカ人観光客が多いビーチリゾートです。

世界遺産もある北大西洋のリゾートアイランド、バミューダの魅力とは?(前編) 世界遺産もある北大西洋のリゾートアイランド、バミューダの魅力とは?(前編)

アメリカ最古のイギリス植民地

このバミューダは独立国ではなく、イギリスの海外領土。150あまりのサンゴ礁からなる島々ですが、面積はそのすべてを合わせても三宅島ほどの大きさにしかなりません。人口は6万5000人。主島はセント・ジョージ島で、そこにあるハミルトンが首都ですが、首都といっても人口はたったの3000人。都市というより“町”ほどの規模ですね。第2の町は同島にあるセント・ジョージ。実はこの町、アメリカ大陸最古のイギリス植民地なんですよ。この町は大西洋貿易で栄えましたが、とくにアメリカの南北戦争時には密輸で栄えたといいます。

世界遺産の町セント・ジョージ

このセント・ジョージには17世紀の古い建物が数多く残っており、それらは観光名所になっています。2000年には「古都セント・ジョージと関連要塞群」としてユネスコの世界遺産にも登録されました。他の観光地としては鍾乳洞の「クリスタルケイブ」などもありますが、基本的にはビーチやマリンアクティビティが観光の中心でしょう。とくにビーチは砂がビンク色(サンゴの色)ということから、「ピンクサンドビーチ」と呼ばれ人気が高いです。

バミューダは常夏の国ではない?

注意しなければならないのは、バミューダは他のカリブ海の島々と違って緯度が高いので、海が一年中楽しめる訳ではないということです。オフシーズンの冬は平均気温が20度を下回り、肌寒い日もあります。その時期はニューヨークあたりの旅行者は、ずっと南のカリブ海に行ってしまい、島はかなりガラガラに。この時期はホテルの値段は下がりますが、閉まってしまう見どころやレストランもあるのでご注意下さい。(後編につづく)