フランスの海外県「グアドループ」とは?

カリブ海の東南部に点々と小さな島が続く、小アンティル諸島。その中に蝶が羽を広げたような形をしている島があります。狭い水路(サレ川)を挟み、西側の羽がバス・テール島、東側の羽がグランド・テール島で、両方を合わせて「グアドループ島」といいます。そしてこのグアドループ島を中心として周辺の小さな島々を合わせたのが、フランスの海外県である「グアドループ」です。人口は約40万人。面積は約1630平方キロで、沖縄本島と種子島を足したぐらいの大きさです。

蝶が羽を広げた形をした島。フランスの海外県のグアドループへ行ってみよう! 蝶が羽を広げた形をした島。フランスの海外県のグアドループへ行ってみよう!

熱帯雨林が広がる、火山を中心にした島

日本からのツアーは少ないのであまり知られていませんが、グアドループは“秘境”ではありません。フランス人は、ここは海外県なので国内旅行の延長としてたくさん来ているのです。東のグランド・テール島がほぼ平らな土地なのに対し、西のバス・テール島は標高1467メートルのフリエール火山を中心とした山がちな地形。そのため、山の斜面に広がる熱帯雨林を歩くハイキングコースが充実しています。また、火山がある、ということで、“温泉”も。もちろんスノーケリングやダイビングといったマリンスポーツが楽しめるのも、他のカリブ海の島々と同じです。

クレオール料理を楽しもう

「フレンチ・カリブ」ということで、期待したいのが食事ですね。フランス料理などの西洋料理と、アフロ=カリブ料理がミックスした、「クレオール料理」をここでは楽しんでみましょう。代表的なものは、スパイスを多用したカレー風のソースをがけの肉料理「コロンボ」、タラや野菜のフリッターの「アクラ」、カニの身をスパイスで和えた「クラブ・ファシ」、カリブ特産のコンク貝のフリッターやカレーなどなど。気軽に食べられる食堂やレストランもありますが、県庁所在地のバセテールには本格的なフレンチの店もあります。

クルーズでグアドループを訪れた場合は

グアドループへ行くのに、もっともポピュラーな方法は、プエルトリコ発の南カリブ海クルーズに参加すること。このクルーズは7泊8日で3〜4島を回るもので、グアドループでは早朝にバセテールに寄港し夕方出航。観光できるのは1日だけですが、オプショナルツアー(別料金)に申し込めば、効率よく島内の見どころを回ることができるでしょう。お土産には、島で作られている地酒のラム酒がおすすめです。