動物ウォッチングも人気のトリニダード・トバゴ

カリブ海に浮かぶミニ国家、トリニダード・トバゴは豊かな自然に恵まれた国です。他のカリブ海の島は“ビーチとマリンスポーツ”しか観光資源がない国もあるのに、ここはその自然の中で動物観察を目的としたツアーが組まれるほどです。なかでも人気がバードウォッチングのツアーです。首都ポート・オブ・スペインからわずか15kmにある「カロニー・スワンプ・バード・サンクチュアリ」では、トリニダード・トバゴの国鳥でもある真っ赤な色をした「スカーレット・アイビス」が見られます。

スカーレット・アイビス、オサガメ…。動物ウォッチングが楽しめる国トリニダード・トバゴへ スカーレット・アイビス、オサガメ…。動物ウォッチングが楽しめる国トリニダード・トバゴへ

スカーレット・アイビスを見に、カロニー湿原へ

「火の鳥」とも呼ばれる、この真っ赤でくちばしの長いトキの仲間は、毎年10〜3月になるとアマゾンの湿原からこの湿原へとやってきます。スカーレット・アイビスは昼間はエサを求めてベネズエラ方面へ飛んで行きますが、夕方になると数十羽の群れごとにカロニー湿原に戻ってきます。そして森の木に、まるで赤い花が咲いたように多くのスカーレット・アイビスが止まっている姿が見られるのです。ツアーでは小舟に乗って、マングローブの森の中を進みます。出発は16時で、所要2時間半ほど。日が落ちて来ると蚊が出てくるので、虫除けスプレーは必須ですが(笑) 鳥以外にも見られる動物には、ケイマン(ワニ)、ヘビ、サルなど。大きなアナコンダも棲息しているようですよ。スカーレット・アイビス狙いなら、2〜3月が一番良く見られるそうです。

ウミガメの産卵も見られる!

また、トリニダード・トバゴは世界有数のウミガメの産卵地でもあるのです。それも世界最大のカメで、希少種の“オサガメ”のです。なかなか他の地域では見られませんよ。首都ポート・オブ・スペインから車で2時間半。トリニダード島北東部にあるグランド・リビエールにある、1キロほどのビーチがその場所です。ここには産卵シーズンの4月下旬から6月初旬には、多い時では1日に300頭のオサガメが海から上がって来るそうです。ただし勝手に見ることはできず、必ずガイド付きのツアーで見ることが義務づけられています。夜暗くなってからのツアーなので、現地にあるホテルに泊まる、宿泊付きのツアーに申し込むといいでしょう。

アスファルトが湧き出ているタール湖

あとトリニダード・トバゴには、もうひとつ気になる観光ポイントがあります。それはタール(アスファルト)が湧き出ている、世界最大のアスファルト湖「ピッチ・レイク」です。タールは石油が変化したもの。乾いているところは表面を歩けますが、柔らかいところもあるのでガイドに従って歩きましょう。ところどころに水がたまって、そこに魚やプランクトンが棲息しており、それを食べる鳥がやってきています。この天然アスファルトも資源として、輸出されています。さあ、美しいビーチだけではないカリブ海へ、行ってみませんか。