南極に観光旅行で行けるの?

「地球最後の秘境」と呼ばれる南極大陸。この大陸はどの国にも属さないという各国間の取り決めがあるので、もちろんホテルなどはありません。しかし観光で行くことは可能です。上陸しての宿泊はできないので、クルーズ船で行き、船中泊となります。ということで、個人で行くことは難しく、また場所が場所だけにツアー料金もかなり高いところなのですが、がんばれば手が届かない訳ではありません。今回は、その南極の観光旅行を紹介してみたいと思います。

ツアーでも行ける! 地球最後の秘境、南極へ行くクルーズはどんなもの? その1 ツアーでも行ける! 地球最後の秘境、南極へ行くクルーズはどんなもの? その1

観光で行く南極の季節と場所は

南極大陸はまず広く、そして寒い場所です。内陸部では標高2000〜4000メートルの陸地もありますし、平均最低気温はマイナス40度という極寒の地でもあります。そのため、観光で行けるのは大陸の周辺部の比較的暖かいエリアで、しかも季節は南極の夏にあたる12〜3月にほぼ限られます。この時期は太陽が沈まない白夜が続くとことや、観光のハイライトであるペンギンなどの野生動物の繁殖時期でもあります。一般的にツアーはこの時期、とくに1〜2月を中心に行われるかなり限定されたものであることを頭に置いてください。そう思うと、年末年始のハワイの高いツアー代を出すくらいなら南極もいいかも、なんて思えるかもしれません。

南極圏と南極大陸は違う?

南極は各大洋に面していますが、通常、「南極ツアー」というと、南米の南端のアルゼンチンやチリからのアプローチが一般的です。陸地がもっとも南極大陸に近づいていることと(この場合は南米大陸)、南極大陸でも一番暖かい場所の南極半島に近いことが大きな理由です。よく「南極圏」という言葉が使われますが、南極大陸イコール南極圏ではありません。実は南極半島は、この南極圏から少しはみ出しているのです。ツアーのうたい文句をよく読むと、「南極圏へ」になっているものと「南極大陸へ」になっているものがあると思うので、ご注意下さい。

南極に生きる動物たち

さて、ここで南極クルーズで見られる動物について、簡単に述べてみましょう。日本の動物園では、ホッキョクグマ(シロクマ)の隣にペンギンの檻があったりしますが、ホッキョクグマが暮らすのはその名のとおり北極で、南極にはホッキョクグマはいません。また、北極にペンギンはいません。南極は寒すぎて陸上ほ乳類がすんでいないのです。その代わり、南極でポピュラーな野生動物は鳥類のペンギンです。(その2につづく)