かつての捕鯨基地のデセプション島

南極のクルーズ旅行の続きです。南米大陸の南端を出発したクルーズ船は、まずサウス・シェトランド諸島に着きます。この島々で上陸する場所はツアーによって異なりますが、どのツアーも上陸するのがデセプション島です。この島は入り江を囲んだ馬蹄形をしていますが、それはこの島が海底火山の火口のカルデラだからです。地熱があり、かつては温泉で有名で観光客がここでお湯に浸かっていましたが、現在は自然を壊すということで禁止になってしまいました。ここでは、ヒゲペンギンの営巣地として有名なベイリーヘッドなどを訪れます。もともとこの島には捕鯨基地がありました。建物は土石流で壊されてしまいましたが、今でもその残骸やクジラの骨が残っています。

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南極からエアメールを出そう!

デセプション島を出発し、さらにサウス・シェトランド諸島を南下すると、南極半島に到着します。最初に立ち寄るクーバービル島には、ジェンツーペンギンの群れがすんでいます。さらに南に進むと氷山が目につき出すでしょう。やがてゴージャー島の港であるポート・ロックロイに上陸です。ここにはイギリスの元基地が、博物館として残っています。土産物屋も併設され、品揃えも豊富とか。ここからポストカードを投函すればちゃんと日本に届くそうです。記念に出してみてもいいですね。博物館の周りには、ペンギンが数多く見られます。

ゴムボートで近づき、間近でクジラを観察

船はポート・ロックロイからさらに南下していきます。途中の海はクルーズ中でも有数のクジラの生息地です。クジラを見るために、「ゾディアック」と呼ばれるゴムボートで海上に出ます。熱帯の暖かい海で繁殖したクジラは、11月になると子育てのために南極に戻ってきます。間近で見るクジラは大きくて迫力十分。運が良ければ、シャチも見られるそうです。やがてクルーズ船は、南極クルーズの折り返し地点のパラダイス・ベイに到着します。(その4につづく)