“参加型”のトリニダード・トバゴのカーニバル

「世界3大カーニバル」のひとつといわれている、カリブ海のミニ国家トリニダード・トバゴのカーニバル。ここでもカーニバルは、ブラジルのリオデジャネイロのように、派手な衣装に実を包んだ人々が激しい音楽に合わせてパレードをするのがメインイベントです。リオの音楽が“サンバ”が中心なのに対し、こちらは“ソカ”。そして外国人もあらかじめチームに登録してお揃いの衣装を揃えれば、パレードに参加できるというのが大きな特色です。

踊りと音楽を楽しむ。世界3大カーニバルのひとつ、トリニダード・トバゴのカーニバル 踊りと音楽を楽しむ。世界3大カーニバルのひとつ、トリニダード・トバゴのカーニバル

2016年のカーニバルに参加するには

カーニバルは何日にも渡って行われますが、本番となるメインのパレードが行われる最後の日(火曜)を「カーニバル・チューズデー」、衣装を身に着けずに予行演習のような方で行われるその前日(月曜)を「カーニバル・マンデー」といいます。とはいえその前の金曜日から各地でイベントが始まっているので、金曜から火曜までの5日間がお祭り騒ぎになるといってもいいでしょう。2016年は2月9日がカーニバル・チューズデーと発表されています。ぜひ、参加されてはいかがでしょうか。参加には各チームに参加料を払い、衣装を手に入れますが、人気のあるチームでなければ、日本から問い合わせて参加もできるようです。参加料には飲み物代や食事代も含まれており、海外からの観光客を気軽に受け入れているチームもあります。

スチールパンの本場、トリニダード・トバゴ

カーニバル期間中に行われるイベントに、スチールパンのコンテストがあります。その音を聴いただけでさわやかな南国の風景が浮かぶ、スチールパン(欧米ではスチールドラムとも呼ぶ)。ドラム缶の底に窪みを付けて音程をつけたこの楽器の発祥の地が、このトリニダード・トバゴなんですよ。起源は1930年代に、石油用に使われていたドラム缶を切って使い始めたのが最初とか。1939年には音階が付けられるようになりました。今ではカリブ全域でこの楽器を見ることができますが、本場であるトリニダード・トバゴがもっとも盛んなことはまちがいありません。「20世紀最後のアコースティック楽器」とも呼ばれています。

スチールパンのコンテストが開かれます!

カーニバルの期間中、このスチールパンのコンテスト「パノラマ」が開かれます。スチールパンというと単体で聴かれる“かわいらしい音”のイメージがあるかもしれませんが、ここでは最大100名にも及ぶ大小100組に及ぶバンドが激しくて迫力のある演奏を聴かせてくれます。日本からもスチールパンのグループが参加したりすることがあるようですよ。カーニバルの期間中、もしトリニダード・トバゴに行ったら、パレードだけでなく、このスチールパンも十分に楽しんできてください。「本物は持ち帰りに難しい」という人に、小さなミニチュアのスチールパンも売っているので、お土産にどうぞ。