若さを保とうとした、エリザベート・バートリ

エリザベート・バートリという歴史上の人物をご存じでしょうか? その美貌にエキセントリックまでのこだわりをもったハンガリー貴族の女性として知られています。エリザベート・バートリが暮らしたチェイテ城は、現在はスロバキア領土となっています。かつてこの城で、残虐行為が行われていました。エリザベート・バートリは、若さが保つためと称し、うら若き乙女たちを殺したのです。なんともはや、気持ちが悪い話ですね。

エリザベート・バートリにまつわる怖い歴史 エリザベート・バートリにまつわる怖い歴史

16-17世紀に実在した血の伯爵夫人

血の伯爵夫人という異名を持つエリザベート・バートリは16世紀後半から17世紀前半に実在した人物です。領土内の農民の娘さんをだまして惨殺していたのですが、そのうち若い女性が少なくなり、下級貴族の令嬢にまで手をだしたそうです。内側に大量の鉄のトゲがついていて、人を閉じ込める拷問道具があります。人がひとり入ることができるサイズで、「鉄の乙女」という名前がついているものです。エリザベート・バートリは、この鉄の乙女を愛用し、うら若き乙女の血を搾り取り、その血で満たした風呂に入ったのだとか。ホラー映画かたなしです。

現在は、ハイキング・スポットの城です

エリザベート・バートリが残虐行為をしつくしたチェイテ城は、現在、城址となっています。かつての姿はなく、わずかに土台が残っています。ゆるやかな山を登ったてっぺんに、かつての城の跡があります。途中は、緑が多くて見晴もよい絶好のハイキング・スポットです。地元のスロバキア人ファミリーなどは、お弁当を持ってハイキングを楽しんでいます。また、城址がある山のふもとに、歴史博物館があり、エリザベート・バートリの肖像画もあります。さて、エリザベート・バートリ、その残虐行為が当局の知るところとなり逮捕され、晩年は扉も窓も塗り固めたチェイテ城の一室に幽閉され、そこで亡くなったそうです……。