意外にスピードが出る、トロッコ列車

スロベニアの観光地「ポストイナ鍾乳洞その2」からのつづきです。このポストイナ鍾乳洞の最大の目玉が、このトロッコ列車でしょう。2人並びの座席が一両あたり10列ほどあり、それが何両も連結しているので、一回に100人近くは運べます。何だか雰囲気は、遊園地のアトラクションのよう。笛が鳴り、いよいよ出発です。このトロッコ列車の全長は3.2キロ。片道15分程度でしょうか。ガタガタと洞窟内を進んでいく列車が、ぐんぐんとスピードを上げていきます。大丈夫でしょうが、天井や壁スレスレに走っていくように見えるので、何となく首を縮めてしまいます。前の人が後ろを振り返ったりすると、「頭がぶつかるぞ!」と言いたくなるほどスリリング(笑) それでもライトに照らされた鍾乳洞内は美しく、次から次へと目を奪われました。

狭い洞窟内を走り抜けるトロッコ列車 狭い洞窟内を走り抜けるトロッコ列車

鍾乳石の洞窟を抜けていく

トロッコ列車がこうして走っている間にも、オーディオガイドの番号が表示されるので、ボタンを押して日本語の説明が聞けました。乗車中はガイドさんの説明はないので、借りて正解です。ライトに照らされた鍾乳石には、実に様々種類があり、その間を列車はすり抜けていきます。途中で、これから出口に向かう帰りのトロッコ列車とすれ違い、お互いに「オーッ」と歓声を上げます。楽しいライドが終わり、その後は徒歩で観光です。きちんと説明を聴きたかったらガイドのそばを離れないほうがいいのですが、オーディオガイドがあるとそっちを聴いてしまうので、お客たちは途中から次第にバラけていきました。

徒歩のコースを進む

徒歩のコースは全長1.5キロ、ゆっくり歩いて45分ほどでした。見た順番は忘れましたが、ここにも本当に多くの種類の鍾乳石がありました。まるで“つくし”のように地面から出ているもの。上下から伸びてきて真ん中でくっつきそうになっている鍾乳石、大きな岩山になっているものなどで、色も白や茶色、赤茶色など変化があります。印象的だったのは“スパゲティ”と呼ばれる、細い麺のような形の鍾乳石。これがたくさん天井から下がっているのです。“カーテン”と呼ばれている薄い鍾乳石は、向こう側が透けて見えました。(その4につづく)