スペインの田舎村セテニル・デ・ラス・ボデガス

海外の田舎へ行ってみたくなり、スペインのアンダルシア地方を旅行したときのことです。向かったのは、日本人にはまだあまり知られていない田舎町、セテニル・デ・ラス・ボデガス。南スペインの都市マラガから北西方面へバスに揺られること、約1時間40分。ローカルバスは車内アナウンスもなさそうだったので、運転手に降りる場所を知らせてもらえるようお願いしました。経由するのは白い家が並ぶ村々、南スペインらしい風景が車中から眺められ、期待が膨らみました。

マラガからバスで1時間40分。こんな変わった姿の村があります。 マラガからバスで1時間40分。こんな変わった姿の村があります。

他では見たこともない、不思議な構造の家屋

目的の村に到着しましたが、ガイドブックを持っていなかったので、通りにあった地図を頼りに、中心地のプラザ・デ・ソルへと向かって行きました。すると、視界に入ってきたのはおかしな家屋。あれ?!家屋が岩に押しつぶされているではありませんか!いいえ、よく見ると家の屋根はなく、大きな岩が家の上にかぶさっているのです。岩を屋根代わりに利用しているような構造。こんな形相は中心部だけではなく、村の至る所で見られました。岩と岩の隙間や大きな岩の下に家が建てられている、他では見られない不思議な村でした。

どこもかしこも撮影スポット!階段を登って、展望スポットへ!

村内は徒歩で一周できるほど小さい規模ですが、昼食をとったり、展望スポットを巡るだけでも半日は滞在したいところ。車で走っていると見逃してしまいそうですが、徒歩散策だからこそ展望スポットに辿りつけました。小川の近くを散策中に偶然見つけた階段を上がって行くことに。すると、村の高い位置にある岩山に出て、絶景が見られました。他にも、展望スポットならホテル・ミラドールのレストランがオススメです。大きくとった窓からの眺めが素晴らしいので、ここで食事をとるといいでしょう。

25分過ぎにやって来たバス。気長に待ちましょう。

村には14時半頃着いて、帰りのマラガ行きには最終の18時20分に乗る予定でした。ところが、降車した場所で待てども、バスがやって来ません。そもそも、その場所にバス停の表示や時刻表などが一切ないので不安がよぎりました。遂に同日のマラガ行きをあきらめ、この村で宿を探そうかと思った頃、バスは来ました。予定より25分過ぎ。南スペインの田舎バスは、時間に正確ではないときもあるようです。最後にちょっとドキドキした郊外の旅でしたが、期待していた以上に素敵な風景に出会えて大満足。都市の観光に飽きたら、こんな田舎村へ出かけてみるのはいかがでしょう。