スペイン色濃く残る広場と教会

ビガン歴史都市にスペイン文化の名残があるのはその1で紹介したクリソロゴ通りの他に、「サルセード広場」と「セント・ポール・メトロポリタン大聖堂」があります。スペインが植民地時代に建設したコロニアル都市は、いずれも町の中心に大きな広場と大聖堂を造りますが、このビガンも同様です。スペイン人によって布教が行われたキリスト教ですが、現在は、フィリピン人の強い信仰の対象となっています。この大聖堂は保存状態も良くてとても美しく、また町民が自由に出入りできる憩いの場でもあります。

セント・ポール・メトロポリタン大聖堂、夜はライトアップも セント・ポール・メトロポリタン大聖堂、夜はライトアップも

歴史を綴る博物館へ

ビガンにはスペイン文化の町並みだけでなく、当時の生活の記録が残る博物館が2つあります。そのうちの1つである「ブルゴス・ナショナル・ミュージアム」を訪れたので紹介しましょう。入場料は有料ですが、無料で館内を説明する案内人がいます。英語が話せる方もいらっしゃるので、お願いするとより詳しく知ることができますよ。

約200年前の文化を記録する資料

「ブルゴス・ナショナル・ミュージアム」は19世紀後期に殉職したブルゴス司教の家で、当時の生活用品、写真、宝石などを展示した博物館です。さらに、当時のフィリピン人部族の写真や楽器、生活用品なども集められています。興味深かったのは天蓋付きのベッドで、マットレスはなく、竹で編んだ通気性のよいベッドでした。西洋文化が現地の気候に順応した形ですね。