映画の舞台がそのまま

2009年に発表された日本映画をご存知でしょうか? もたいまさこがゲストハウスのオーナーで、小林聡美がスタッフの役を演じていました。あの巨大な茅葺屋根のあるリビングルームや、プールももちろん実際にあります。チェンマイから車で40分の郊外に、そのゲストハウスがあります。隣接しているのが『バーンロムサイ』という孤児施設です。ここにはHIVに母子感染した孤児たちが、学校へ行きながら暮らしています。同時に手工芸品を製作するなど、孤児たちの自立も目指して活動しています。ゲストハウスも、そんなバーンロムサイの活動のひとつ。社会にアピールしつつ、その収益は施設の経費に充てられています。

映画の舞台となった場所へ! 邦画の舞台になったタイのゲストハウスへ 映画の舞台となった場所へ! 邦画の舞台になったタイのゲストハウスへ

ゲストハウスの名前は『hoshihana village』

僕がチェンマイを最初に訪れたのは、もう30年も前のことです。今ではかつてのしっとりとした静けさは一部の地区で残すだけとなり、車の音がうるさい都会に変貌しました。ところがこのバーンロムサイにまで足を延ばすと、昔のチェンマイそのままの光景が見られます。高い空、小鳥の鳴き声、吹き抜ける風、豊かな緑……身近に自然が感じられるのです。施設の隣に『プール』の舞台になったゲストハウス『hoshinohana village』はあります。宿泊はすべてステキなコテージで、広々とした空間が提供されています。プールは、バーンロムサイの活動に共鳴した、ジョルジオ・アルマーニ・ジャパンから寄付されたものです。夜11時まで使用できますので、星空を見ながら、静けさの中、水に浮かんでみてはどうでしょう?

このゲストハウス以外で、こんなゆったりとしたチェンマイは、過ごせないでしょう

各コテージは、適度に離れて建てられており、芝生の緑と木立に囲まれています。ここでは映画のシーンを思い出して楽しむというより、隣接の施設を見学したり、プールに入ったり、提供されるタイ、ミャンマーの家庭料理に舌鼓を打ったりと、とにかくリラックスして過ごすことをおすすめします。友人と、あるいは家族4人でも一緒に過ごせるコテージも用意されています。町へは映画のスタッフから寄贈された乗合トラック「プール号」が送迎してくれます。サウナやタイマッサージもあります。ツインルームで1泊1人3500円くらいからと値段も決して高くありません。2泊目以降は値引きもあります。ゆったりと昔のチェンマイらしい静けさと、空間を楽しみながら、社会貢献にもつながる。それがhosihana villageなのです。ここで味わえるチェンマイは、ほかでは決して味わえないチエンマイだと思います。